
2025.07.08
こんにちは!街の屋根やさん 福岡西店です。 今回は、糟屋郡宇美町にお住まいのお客様より「雨漏りが発生しているので一度見てほしい」とのご相談をいただき、現地調査に伺いました。 お住まいの屋根には、かつて住宅建材として広く使われていた「セキスイかわらU」が使用されていましたが、現地調…

こんにちは!
街の屋根やさん福岡西店です。
宗像市にお住まいの方より、「屋根から雨漏りしているようだ」とのお問い合わせをいただき、さっそく現地へ調査に伺いました。
築30年以上が経過している瓦屋根の住宅で、これまで大きな修繕歴はないとのこと。調査を進めた結果、屋根の谷部に設置されている「谷板金」の劣化と穴あきが見つかり、これが雨漏りの直接的な原因となっていました。
今回の調査で確認された屋根の主な問題点は以下の通りです。
屋根の谷部にある板金がサビによって腐食し、小さな穴が開いている状態でした。雨水はこの部分に集中して流れ込むため、わずかな穴でも長期的に見れば雨漏りリスクが非常に高くなります。
谷板金(たにばんきん)とは、屋根の2面が合流する谷状の部分に取り付けられている金属板です。
雨水が最も多く流れ込む場所であり、スムーズに排水を促すための重要な役割を担っています。一般的にはガルバリウム鋼板や銅板などが使用されます。
谷板金の役割は主に以下の3つ
2面の屋根から流れる雨水を効率よく排水する
雨水の浸入を防ぎ、防水機能を担保する
雪やゴミがたまるのを防ぎ、屋根の寿命を延ばす
今回のように谷板金に穴が開いてしまう原因には、次のようなものがあります。
✅経年劣化とサビの進行
金属製の谷板金は、年数が経つと酸化や雨水・空気中の湿気の影響で徐々にサビが進行します。特に水分がたまりやすい谷部分では、腐食のスピードが早まります。
✅葺き方の問題・施工不良
瓦の配置や板金の納まりが悪く、谷板金の上に瓦がかぶさってしまうと、排水機能が損なわれて水がたまりやすくなります。 これにより、内部にまで浸水し、穴あきのリスクが高まります。
✅落ち葉や苔による水詰まり
谷部分には落ち葉やゴミが溜まりやすく、排水を妨げると常に湿った状態が続きます。 こうなると板金の耐久性は一気に低下します。
宗像市のこちらの物件では、谷板金の穴あきと排水経路の妨げが雨漏りの主因でした。
谷板金は屋根全体の中でも特に雨水が集中する部位であるため、劣化に気づかず放置すると被害が急速に進行します。定期的な点検と早めの補修が、屋根を長持ちさせるポイントです。
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