
2025.07.08
こんにちは!街の屋根やさん福岡西店です。宗像市にお住まいの方より、「屋根から雨漏りしているようだ」とのお問い合わせをいただき、さっそく現地へ調査に伺いました。 築30年以上が経過している瓦屋根の住宅で、これまで大きな修繕歴はないとのこと。調査を進めた結果、屋根の谷部に設置されてい…

こんにちは!
街の屋根やさん 福岡西店です。
今回は、糟屋郡宇美町にお住まいのお客様より「雨漏りが発生しているので一度見てほしい」とのご相談をいただき、現地調査に伺いました。
お住まいの屋根には、かつて住宅建材として広く使われていた「セキスイかわらU」が使用されていましたが、現地調査では屋根材が激しく劣化しており、歩行すら困難な状態であることが判明しました。
実際の現地では、以下のような症状が確認されました。
屋根材の表面が剥離・ひび割れ・変色
表面がパリパリにめくれ上がり、足を踏み入れると崩れてしまうほど脆弱な状態に。
雨漏りが発生している箇所の特定は困難
屋根材の下の下地や防水層を直接確認することが難しく、慎重に調査を行いました。
お客様ご自身、過去に一度屋根リフォームをされていたとのことで、今回も「大掛かりな工事は避けたい」「必要最小限の対応で雨漏りを止めたい」とのご要望をお持ちでした。
調査中に判明したのは、既存屋根材がセキスイかわらUであることです。
これは1980年代〜1990年代にかけて広く使用されたスレート系屋根材の一種で、軽量・施工性が高いことから多くの住宅で採用されました。
しかし、以下の理由からすでに廃盤となっています。
表面塗装の耐久性が弱い
紫外線・風雨により、塗膜が10年〜15年で剥がれてしまうケースが多く、基材がむき出しになると劣化が加速します。
アスベスト使用の中止による製造停止
1990年代後半までアスベストが含まれていたため、法規制の影響を受けて製造・販売が終了しました。
補修用資材の入手が困難
現在では同じ製品は製造されていないため、部分補修や差し替えが難しい素材となっています。
現場では、劣化が進行している屋根全体の葺き替えも一つの選択肢でしたが、お客様のご希望は「とにかく雨漏りを止めたい」「大規模な工事は避けたい」ということでした。
そこで街の屋根やさん福岡西店では、雨漏りが発生している箇所の限定補修をご提案しました。
劣化したセキスイかわらUの上から、以下のような応急的な工事をご提案しました。
雨漏り発生箇所を特定
可能な範囲で瓦の隙間や雨水の侵入口を特定しました。
既存の屋根材の上から、改質アスファルトルーフィングを上貼り
屋根の解体が困難であるため、耐久性の高い防水シートを既存屋根の上から貼ることで、雨水の浸入経路を遮断。
セキスイかわらUは、既に製品寿命を迎えており、部分補修にも限界がある屋根材です。
表面の剥がれ・脆化により調査や工事の際に屋根材が割れるリスクが高いため、取り扱いには十分な注意が必要です。
お客様のご希望やご予算に応じて、最適な施工方法を柔軟にご提案することが大切だとあらためて感じました。
今回のように、過去に屋根リフォーム歴があり、現在の状態が悪化している場合、再度大掛かりな工事を行うのは大きな負担となります。
当店では、お客様のご希望・ご予算・屋根の状態に応じて、最小限で効果的な施工方法をご提案いたします。
「屋根が古くなってきたけれど、できるだけ費用は抑えたい」
「雨漏りだけをとにかく止めてほしい」
このようなお悩みをお持ちの方は、まずはお気軽にご相談ください。
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