雨漏り調査で確認した雨漏り原因

屋根と外壁の「取り合い部分」にできた隙間です。

• 屋根と外壁が接する部分（取り合い）には、本来雨水の侵入を防ぐための処理が必要ですが、築年数が経っていることから、

  • 経年劣化により隙間が発生

  • 防水処理の機能が弱まり、風を伴う雨や豪雨の際に雨水が侵入していたと考えられます。

雨漏りリスクが高い「屋根と外壁の取り合い部分」とは？

• この部位は、雨仕舞の設計と施工が重要なポイントでありながら、見えにくいためメンテナンスが後回しになりがちです。

• 隙間があると雨水が内部に入り込み、下地材や断熱材、柱などの木材を腐らせる原因となります。

• 長期的に放置すると、室内天井の雨染みだけでなく、構造的なダメージやシロアリ被害にもつながる可能性があります。

雨抑え板金取り付け工事の手順

この工事では、外壁と屋根が接する部分を板金でカバーし、雨水の浸入を防ぐ処置を行います。

① 作業箇所の確認・養生

まずは雨漏り箇所の再確認を行い、作業中に建物を汚したり傷つけたりしないよう、周囲をしっかりと養生します。

② 雨抑え板金の設置

外壁との接合部に合わせて、L字型または立ち上がりを持たせた専用の板金を加工・設置。この板金が雨水の流入をブロックする「防水バリア」となります。

④ ビス・シーリングによる固定・防水処理

しっかりと固定し、接合部に雨水が入らないよう、必要箇所にはシーリング処理を施します。

雨押え板金の取り付けで雨漏りが無事に解決

このような「外壁と屋根の取り合い部分」に対する板金処置には、以下のようなメリットがあります。

• ✅ 雨漏りの再発を防止
  　取り合い部からの雨水浸入を確実に防げるため、同じ場所からの雨漏り再発を防げます。

• ✅ 建物の内部構造を保護
  　雨漏りによる木材腐食や断熱材の劣化などを防ぎ、建物の寿命を守る役割も果たします。

• ✅ 見た目にもスマート
  　しっかりと加工された板金は外観になじみやすく、施工部分が目立ちにくいのも安心です。

• ✅ 大掛かりなリフォームを回避できる
  　今回のようにピンポイントな補修が可能なため、費用や工期も抑えることができます。

台風前の点検・補修が重要です！

屋根と外壁の接合部は、外部の刺激に最もさらされる弱点でもあります。
特に近年は、台風やゲリラ豪雨の頻度・強度が増しており、小さな隙間が致命的な雨漏り被害に繋がるケースが増加しています。

「気になるけど、どこに頼めばいいのかわからない…」
そんなときは、点検だけでも無料で対応可能です。放置せず、早めの対策をおすすめします！