雨漏りの原因を調査

室内の状況から、雨漏り箇所を特定するため屋根調査を実施しました。

調査の結果、以下のような劣化が確認されました。

• 瓦下の防水シートの劣化
  → 長年の紫外線や風雨の影響で、シートが破れたり硬化している状態でした。

• 瓦のズレや経年劣化
  → 一部瓦のヒビ割れや固定力の低下が確認されました。

これにより、雨水が防水層をすり抜け、下地の木材を腐食させていたことが判明しました。

部分葺き直し工事で雨漏りを解決

今回の雨漏りの原因がピンポイントだったため、屋根全体の葺き替えではなく部分葺き直し工事を実施しました。

今回のように、雨漏りの発生箇所が限定されている場合に最適で、費用を抑えつつ、雨漏りリスクを解消できるのが大きなメリットです。

特に以下のような効果があります。

• 劣化箇所のみをピンポイントで修理できるため、工期が短い

• 状態の良い瓦は再利用できるため、コストを抑えられる

• 外観の統一感を損なわず、周囲の瓦と自然に馴染む仕上がり

ただし、屋根全体に経年劣化が見られる場合や複数箇所で同様の不具合が発生している場合には、全面的な「葺き替え工事」がおすすめです。
葺き替えでは、瓦や下地をすべて新しくするため、住宅全体の寿命を大きく延ばすことができ、今後の雨漏りリスクを根本から解決できます。

お住まいの状態に合わせて、最適な工事をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。

瓦屋根部分葺き直し工事

①既存瓦の撤去
室内の雨漏り箇所から問題箇所を特定。
既存の瓦を撤去します。
葺き直し工事では、撤去した瓦を再度使用しますので丁寧に作業していきます。

✅瓦の撤去が完了しました。
防水シートには黒ずみが広がっていました。
これは長年、瓦の下に雨水が侵入していたということになります。

②下地の木材を撤去
桟木という下地の木材も撤去します。

③新規防水シートの設置
新しい防水シートを設置します。
これで雨水の侵入を防ぐことができます。

④桟木の設置
瓦を取り付ける際の下地の木材を取り付けます。

⑤瓦の復旧、固定
撤去していた瓦を復旧し、桟木に固定しました。

室内雨漏り箇所修繕

天井復旧の工程

• 雨じみが広がっていた既存の天井ボードを撤去

• 新しい石膏ボードを設置し、仕上げにクロス（壁紙）を貼り替え

天井は見た目にも美しくなり、お客様にも「雨漏り跡が完全になくなって安心した」とご満足いただけました。

✅屋根の雨漏り工事だけでなく、室内の天井やクロスの交換にも対応しております。
雨漏りによって壁紙にも影響が出ている場合、ご相談ください！

大掛かりな工事はしなくても雨漏りが解決するかも

今回の施工では、最小限の範囲で雨漏り原因に的確に対応することができました。

🔸 瓦屋根の一部劣化でも、雨漏りにつながるリスクがあります
🔸 防水シートや桟木の寿命は20～30年が目安
🔸 天井のしみを見逃さず、早めの調査が被害拡大を防ぎます

特にこれから台風や集中豪雨のシーズンに入ります。「雨漏りかな？」と感じたら、まずは屋根の点検をおすすめします。

街の屋根やさん福岡西店では、無料点検・部分補修も対応可能です。
大切なお住まいを守るために、少しの異変でもお気軽にご相談ください！