
2025.06.14
築40年以上の住宅で使われていることが多い「セメント瓦」。現在では新築住宅で使われることがなくなり、リフォームや点検時に初めてその存在を意識する方も多いのではないでしょうか。 今回は、築49年の住宅で屋根調査を行った事例をもとに、セメント瓦の基本的な特徴や製造中止の背景についてご…

築年数49年の住宅にて、雨漏りにお困りのお客様からのご相談を受け、屋根葺き替え工事と庇の防水補修(シーリング工事)を行いました。
現地調査の結果、以下のような問題点が確認されました。
セメント瓦のズレ:複数箇所で瓦のズレや隙間が発生しており、風雨によって雨水が侵入している可能性がある状態。
防水シートの劣化:瓦の撤去後に確認すると、下葺き材(防水シート)がボロボロに崩れており、完全に防水機能を失っていました。
庇(ひさし)部の雨漏り:板金の継ぎ目からの雨水浸入が確認され、既存のシーリング材の硬化や剥離が見られました。
こうした問題を踏まえ、建物全体の防水性と耐久性を高めるため、屋根の葺き替え工事と庇のシーリング工事を行うことになりました。
今回採用した屋根材は、オークリッジスーパー(色:ハーバーブルー)です。
セメント瓦に比べて軽量で耐久性が高く、台風・地震といった自然災害にも強い屋根材として高く評価されています。
下地の確認と補修
防水シートが劣化していたため、野地板(屋根下地)の一部も湿気を含んでいた箇所がありました。必要に応じて補強・張替えを実施。
新しい防水シートの施工
耐久性の高い改質アスファルトルーフィングを全面に敷設。これにより、万一屋根材の隙間から水が入っても、下地まで到達しません。
軽量で地震に強い(セメント瓦の半分以下の重量)
優れた耐風・耐候性能(最大風速60m/sに対応)
豊富なカラーバリエーションと立体感のあるデザイン
アスファルトシングル材なので、割れにくくサビない
メーカー保証付きで、長期間の安心感
今回のハーバーブルーは、和風住宅の外観ともしっかり調和し、柔らかく上品な印象を与えてくれました。
今回の工事により、以下のようなメリットを得ることができました。
劣化した防水シートを新設し、雨漏りを根本から解決
セメント瓦から軽量なオークリッジスーパーへ葺き替え、災害への強さを向上
デザイン性と性能を兼ね備えた屋根で、住宅の外観もグレードアップ
雨漏り原因のひとつであった庇の板金部も適切に補修
今後の梅雨や台風シーズンに備え、安心して過ごしていただける屋根に生まれ変わりました。
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