
2025.07.15
瓦屋根の修理のきっかけ みなさんこんにちは!街の屋根やさん福岡西店 店長の下田です!本日は、宇美町とびたけで実施した屋根瓦の葺き直しによる雨漏り修理をご報告いたします!「雨漏りに20年困っていて、今回台風で再発してしまったので直したい。」とご相談いただき、屋根の修理を行いました。…

糸島市にお住まいのお客様より、「雨が降るとポタポタと水が垂れてくる」「5年ほど前からずっと雨漏りに悩んでいる」とのお問い合わせをいただきました。
住宅は築50年を超える2階建て木造住宅で、今回が初めての屋根点検とのこと。
特に2箇所からの雨漏りが続いており、「防水シートの劣化が原因ではないか」とお客様ご自身でも推測されていました。
屋根の数カ所で瓦のひび割れや欠けが確認されました。
割れた瓦から雨水が浸入しやすくなっており、すでに内部へ水がまわっている状態です。
屋根裏の確認や室内の雨染みの位置から、防水シート(ルーフィング)の寿命を超えて劣化していると判断。
雨水が割れた瓦から侵入し、シートを通過して室内へ滴下している状況と推定されます。
築50年が経過していることから、屋根全体の下地材(野地板や垂木など)にも腐食や傷みが広がっている可能性が高く、部分補修では対応しきれない状態も懸念されます。
雨漏りの根本解決と住宅の耐久性を高めるには、屋根の全面葺き替え工事が最も確実です。
防水シートや野地板など、内部の下地材の補修が可能
瓦を撤去し、新しい軽量屋根材などへの変更も可能
今後数十年にわたって安心できる雨仕舞いを実現
しかし、今回のお客様は「できれば大掛かりな工事は避けたい」とお考えでした。
ご希望に合わせて、以下のような応急処置的な修繕方法をご提案することも可能です。
割れた瓦の差し替え
破損した瓦を同等品に交換し、雨水の侵入口を遮断。
雨漏り箇所のみ防水シートの補修
既存瓦を部分的に取り外して、防水層を新しく張り直します。
シーリング(コーキング)による雨仕舞い補強
隙間ができやすい部分に防水処理を施して雨水の侵入を防止。
これらの工事はあくまで「応急的な対策」であり、屋根全体の老朽化には対応しきれないこともご説明したうえで、柔軟な選択肢をご提示しました。
瓦屋根は耐久性に優れ、瓦そのものの寿命は50年以上とも言われています。
しかし、雨漏りを防ぐためには、瓦以外の部分──すなわち【防水シート(ルーフィング)】や【瓦の固定材(葺き土・銅線)】、【棟の漆喰】、【下地の木材】などの状態に注目することが重要です。
棟瓦や軒先の漆喰が剥がれている
瓦が浮いている・ズレている
屋根を踏むと沈む感覚がある
屋根の上に苔や草が生えている
室内に雨染みがある
これらは、屋根内部に雨水が浸入し始めているサインです。瓦が丈夫でも、下地が傷んでいれば雨漏りは防げません。
漆喰の剥がれ・割れ | ![]() |
防水シートの劣化 | ![]() |
棟の歪み・ずれ | ![]() |
瓦のずれ・割れ | ![]() |
瓦の割れや防水シートの劣化は、放置するほど被害が拡大します。
今回のように「雨がポタポタと落ちてくる」状態では、すでに屋根の防水層が機能していないと考えて差し支えありません。
また、築年数が長い建物では、屋根以外にも外壁や軒まわりなど複数の要因が絡んで雨漏りが進行する場合があります。
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