
2025.04.04
こんにちは!街の屋根やさん福岡西店です。先日、糸島市の住宅で屋根カバー工事、外壁塗装工事、ベランダ防水工事を実施しました。外壁はダークカラーで統一し、落ち着きと重厚感のある仕上がりになりました。今回はその中でも、外壁塗装の中で見落とされがちな「付帯部塗装」について施工工程を詳しく…

こんにちは!街の屋根やさん福岡西店です。
先日、福岡市東区の築24年の住宅にて、屋根と外壁の点検をご依頼いただきました。
その現地調査の際、外壁の塗装に剥がれや浮きが複数箇所で見られたため詳しく確認したところ、
お客様が過去に家庭用の高圧洗浄機で外壁を洗浄したことがあると分かりました。
外壁の汚れをきれいにしたい一心で使った高圧洗浄機が、
かえって外壁の塗膜を傷めてしまう…そんなケースが少なくありません。
今回は、「家庭用高圧洗浄機による外壁の塗装剥がれ」について、
実例を交えながらそのリスクと正しい対策を詳しくご紹介します。
高圧洗浄とは、水に強い圧力をかけて、外壁や屋根の汚れ・カビ・苔などを洗い流す作業です。
業務用の高圧洗浄機は、外壁塗装工事の前工程として必ず行う重要な作業で、
旧塗膜やチョーキング(粉化現象)を除去し、新しい塗装の密着性を高める役割があります。
最近では、家庭用の高圧洗浄機がホームセンターなどで手軽に購入できるようになり、
「DIYで外壁の汚れを落としたい」という方も増えています。
しかし、その手軽さの裏には、“思わぬリスク”が潜んでいるのです。
家庭用高圧洗浄機は、たとえ業務用ほどの出力がなくても、
外壁塗装にとっては十分に“強すぎる”ケースが多いです。
特に注意したいポイントは以下のとおりです。
高圧の水流が劣化した塗膜や目地部分に直接当たることで、
塗装が剥がれたり、ひびが入ってしまうことがあります。
窯業系サイディングの外壁に使用されるシーリング(目地材)は、経年で硬化しやすく、
高圧洗浄によって割れたり隙間が広がる可能性があります。
特に築年数が経過している住宅の場合、塗膜が劣化して防水性が低下しているため、水が外壁材に染み込む恐れも。
これが原因で、内部の断熱材や柱が湿気を帯び、カビや腐食を招くこともあるのです。
今回の調査物件では、築24年で過去に外壁の修繕歴なし。
外壁は窯業系サイディングで、見た目には比較的きれいな印象でしたが、
調査を進めると、表面に塗膜の浮きや剥がれが点在していることがわかりました。
お客様にヒアリングを行ったところ、
「高圧洗浄機で外壁を洗ったことがある」とのこと。
プロの塗装業者による高圧洗浄は、外壁材の種類や状態を見極めたうえで適切な圧力とノズルを選びます。
水圧をコントロールしながら洗浄する
クラックや浮きがある場合は、その部分を避ける・手洗いに切り替える
洗浄後の状態をチェックして、必要な補修を適切に提案
このように、ただ洗うだけではなく、建物に負担をかけない処理を行うのがプロの仕事です。
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