福岡市南区の豪雨をきっかけに発覚した雨漏り

お客様は、最近の激しい雨が降るたびに2階の部屋の天井から雨漏りがしているとご相談くださいました。
お部屋を拝見すると、天井の壁紙が剥がれ、バスタオルで雨水を受けるほどの状態でした。

築50年以上のお住まいですが、雨漏りは10年ほど前に行った増築部分から起こっていることが判明しました。

雨漏り診断で判明したこと

雨漏りの原因を特定するため、増築部分の金属屋根を詳しく調査しました。
屋根自体に目立った破損はありませんでしたが、雨水を排水するためのドレンに問題がありました。

• ドレンの役割
  ドレンは、屋上やバルコニー、陸屋根（勾配のない平らな屋根）の雨水を排水する重要な部分です。

• 経年劣化と詰まり
  ドレンまわりのコーキングが経年劣化で薄くなっていました。
  また、排水部分には、落ち葉や木の実、泥が溜まり、排水不良を起こしていました。

これらの複合的な原因で、雨水がドレンから適切に流れず、溢れて雨漏りしていたのです。

雨漏りを根本解決のため防水工事を実施しました

雨漏りを根本解決するため、ドレンの防水性の復旧と排水内の清掃をご提案し、実施しました。

✅ドレンの清掃

まず、ドレンに溜まっていた落ち葉や泥をすべて取り除き、排水がスムーズに行えるようにしました。
高所での作業になるため、安全に配慮しながら丁寧に清掃を行います。

✅コーキングの充填

新しいコーキングを隙間なくたっぷりと充填していきます。
この作業を丁寧に行うことで、ドレンまわりの防水性をしっかりと復旧させ、雨水の侵入を防ぎます。

✅完了

全ての工程が完了したら最終確認を行い、工事完了です。

福岡市南区でドレンの劣化と詰まりによって発生した雨漏りを解決しました。

今回の事例では、ドレンという小さな部分の劣化と詰まりが、お部屋の壁紙が剥がれるほどの雨漏りを引き起こしていました。

お客様自身で高所の清掃や点検を行うのは大変危険です。
ドレンや雨樋の詰まりなど、少しでも気になることがあれば、無理をせず、屋根専門業者にご相談ください。
定期的な点検と早めの対策が、大切なお住まいを守る鍵となります。