
2025.08.16
こんにちは!街の屋根やさん福岡西店です。今回は糸島市にお住まいの方に瓦屋根の葺き替え工事をご紹介します。天井と壁に広がる雨染みの原因を徹底的に突き止め、耐久性の高い屋根材「ルーガ鉄平」への葺き替え工事で、お住まいを根本から守った様子を詳しくお伝えします。 屋根工事のきっかけ お客…

「屋根の劣化が気になって…」「瓦が古くなってきているようで心配」
そんなお悩みを抱えていらっしゃった糟屋郡志免町のお客様より、現地調査のご依頼をいただきました。
ご自宅は築60年以上の歴史ある瓦屋根の住宅です。
今回は屋根全体の状態を調査し、張り替え(葺き替え)を検討されているということで、細部にわたって調査を行いました。
大屋根部分では、瓦の表面に著しい風化が見られ、表面がボロボロと崩れやすい状態でした。
また、瓦自体が重なり合う部分で隙間が広がっており、固定力の低下やズレが多数確認されました。
瓦の土台である「葺き土」も崩れており、瓦を正しい位置に留める力が弱まっているのが現状です。
このままでは台風や強風時に瓦が飛散するリスクもあり、早急な対応が必要です。
下屋部分は瓦ではなく板金が使用されていましたが、こちらも安全とは言えない状態でした。
屋根の上を歩くと沈み込む箇所が数か所あり、下地の劣化が進行している証拠です。
さらに板金下の木材が湿って腐食しており、雨漏りの原因にもなり得る状態です。
瓦を固定する土(葺き土)は本来しっかりと瓦を支えるべき役割がありますが、
今回は土が粉状に崩れ、ほとんど固定力を持っていない状態でした。
このまま放置すると、瓦がずれやすく、屋根全体の強度も低下してしまいます。
調査では屋根だけでなく、屋根まわりの複数箇所にも劣化が確認されました。
軒先瓦のズレ:落下の危険もあり、注意が必要です
平棟の歪みとズレ:屋根の頂上部の棟瓦が不安定になっており、雨水の侵入リスクが高まっています
雨押え部分の腐食:木材・板金ともに傷みが激しく、防水機能が低下しています
軒天井の劣化:剥がれが広がっており、外観の印象にも影響する状態でした
瓦屋根は、他の屋根材のように上から新しい屋根材を重ねる「カバー工法」には対応していません。
その理由は以下の通りです。
瓦屋根は重量があるため、さらに屋根材を重ねると構造に大きな負担がかかってしまう
表面が凹凸のある構造で、新しい屋根材を平らに施工することが難しい
下地が古くなっているケースが多く、防水性や耐久性を確保できない
このため、瓦屋根の全面的なリフォームを行う際には「葺き替え工事」が必須となります。
葺き替え工事とは、既存の瓦をすべて撤去し、下地から新しく施工し直す工法で、
劣化した防水シートや木材もまとめて交換できるため、雨漏りや今後の耐久性に対する根本的な解決となります。
これらの調査結果から、現時点では屋根の全面葺き替え工事が最も適切であると判断しています。
また、軒天井や雨押えなどの付帯部分の補修・交換も同時に行うことをおすすめします。
築60年以上経過している住宅では、一部補修では対応が追いつかず、結果として費用が嵩むケースも少なくありません。
屋根全体をリフレッシュすることで、住まいの寿命そのものを延ばし、安心して暮らせる環境を整えることが可能です。
今回のように、瓦屋根が築年数とともに劣化が進んでいる場合には、**屋根全体の「葺き替え工事」**が最適な選択肢となります。
葺き替え工事とは、
既存の瓦や下地材をすべて撤去し、新しい屋根材・防水シート・下地材に取り替える屋根の全面リフォームのことです。
雨漏りの根本的な解決ができる
→ 劣化した防水シートや木材も新しくするため、安心して長く住める状態に
屋根の軽量化が可能
→ 瓦から軽い屋根材に変更すれば、耐震性が大きく向上します
美観の回復+断熱性の向上
→ 最新の屋根材は遮熱・断熱性にも優れており、夏の暑さ対策にも効果的です
屋根全体の寿命をリセットできるため、長期的に見てコストパフォーマンスに優れたリフォームといえます。
築年数60年以上の瓦屋根住宅
大屋根・下屋ともに劣化が進行し、構造的にも不安定な状態
棟・軒先・軒天・雨押えなど付帯部も多数傷みあり
今後は葺き替え+補修工事を同時に行うリフォームが安心です
雨漏りや台風による被害が発生する前に、早めのご相談と対処が重要です。
無料調査・ご相談は随時承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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