台風後に放置できない3つの被害を確認しました。

無料の屋根調査で確認した問題は、主に以下の3点でした。

棟瓦（むねがわら）のガタつき

屋根の頂上にある「冠」のような瓦が、強風でズレていました。

漆喰（しっくい）の崩れ

瓦を固定する土台が剥がれ、内部の土が流れ出していました。

谷板金の腐食

屋根の谷間に敷かれた金属板が錆びて、穴が開く寸前でした。

「谷板金」は雨漏り発生率No.1の要注意ポイント！

今回の工事のメインとなる「谷板金」について、少しだけ詳しくご説明します。
谷板金とは、屋根面と屋根面が合わさる溝の部分に敷かれた「雨水の通り道」です。

実は、谷板金は屋根の中で最も雨漏りトラブルが多い場所と言われています。

なぜ漏りやすいのか？

左右の屋根から集まった大量の雨水が激しく流れるため、サビや劣化が起きやすいのです。

谷板金は普段、見えない箇所にある・・・

地上からは絶対に見えない場所なので、気づかないうちにサビが進行し、ある日突然、大量の雨漏りとして現れます。

谷板金の交換と棟瓦のズレを直す工事を実施

① 足場の設置：高品質な施工は「安全」から

まずは足場を組みます。「部分修理で足場？」と思われるかもしれませんが、急勾配の谷部分や高い棟（むね）での作業は非常に危険です。
安定した足場があるからこそ、職人が両手を使ってミリ単位の精密な加工を行うことができ、結果として仕上がりの質が格段に上がります。

谷板金周辺の瓦を一時撤去

周囲の瓦を丁寧に一枚ずつ剥がします。
瓦は再利用するため、傷がつかないよう大切に扱います。

防水シートの敷設

古い板金を剥がした後、新しい「改質アスファルトルーフィング（防水シート）」を敷き詰めます。
これはゴム成分を含んだ非常に破れにくいシートで、釘穴を自ら塞ぐ力があります。

新規板金の設置

錆に強い「ガルバリウム鋼板」製の板金を取り付けます。
雨水がスムーズに流れるよう、現場で職人が板金に絶妙な角度をつけて加工していきます。

完了

撤去していた瓦を復旧し完了です。

棟瓦の解体

瓦屋根の「骨組み」とも言える棟の部分も、同時に作り直しました。

既存の棟瓦を一度すべて取り外します。
中からは団子状になった古い「赤土」が出てきました。

これが乾燥してスカスカになると、瓦を支えられなくなります。

南蛮漆喰の使用

復旧には、防水材が配合された「南蛮漆喰」をたっぷりと使います。
通常の土と違い、これ自体に強力な防水性と粘着力があるため、二度と崩れない強固な土台が完成します。

 

瓦の積み直し、完了

職人が糸を張り、真っすぐ美しく瓦を積み上げます。
見た目の美しさは、防水性能の証でもあります。

台風後には無料の屋根調査を！

工事を経て、あんなに不安そうにされていたお客様が、最後には「これで今日から安心して眠れます。解体しなくて本当に良かった！」と笑みを見せてくださいました。
その瞬間が、私たちにとって最も嬉しい報酬です。

「屋根の修理はいくらかかるか分からないし、怖い」と感じるお気持ちはよく分かります。
しかし、適切な時期に「最大の問題点」だけを直せば、解体や大規模なリフォームをせずとも、お家を長く守ることは十分に可能です。

• 台風の後、なんとなく屋根が気になる

• 庭に漆喰の破片が落ちていた

• 前回の点検から15年以上経っている

もし一つでも当てはまるなら、ぜひ一度、私たち「街の屋根やさん福岡西店」を頼ってください。

点検・調査・お見積もりはすべて無料です。
「まずは状況を知りたいだけ」というお問い合わせも大歓迎です。

あなたの大切なご自宅を、私たちと一緒に守っていきませんか？