2025.11.19
【福岡市城南区・施工事例】窓枠の雨漏りをシーリング増し打ちで解決!外壁と庇、ベランダ笠木の防水ラインを徹底補修こんにちは!街の屋根やさん福岡西店です。 前回の記事では、福岡市城南区の2階建住宅で発生した窓枠付近からの雨漏りについてご報告しました。専門調査の結果、その原因は屋根では…
今回ご相談をいただいたのは、福岡市城南区にお住まいの2階建住宅のお客様です。
お客様は、雨が降るたびに2階の窓枠のすぐ付近から雨水が染み出してくるというお悩みを抱えていらっしゃいました。
窓枠の雨漏りは、室内への影響が大きく、家具や床材を傷めるだけでなく、何よりも生活空間に直結しているため、お客様は強い不安を感じていらっしゃいました。
特に雨漏りが発生しやすい箇所として知られる屋根やベランダではなく、窓枠という比較的目線の低い位置からの雨漏りは、原因の特定が難しい場合もあります。
散水調査や目視による詳細な確認を行った結果、雨水の侵入経路は、窓の真上にある庇(ひさし)と、その周囲の外壁との接合部(取り合い部分)であると特定されました。
この庇と外壁の接合部には、建材同士の隙間を埋めるためのシーリング材が使用されていますが、このシーリングが長年の紫外線や温度変化によって劣化し、ひび割れたり、剥がれたりしていることが判明しました。
雨漏りのメカニズム
外壁を伝ってきた雨水が、劣化したシーリングの隙間から庇の裏側へと浸入し、そのまま壁内部を通って窓枠付近から室内へと流れ込んでいたのです。
雨漏りの原因となったシーリング(コーキングとも呼ばれます)とは、一体どのような役割を果たしているのでしょうか。
シーリング材は、外壁材やサッシ(窓枠)、庇などの建材同士の隙間(目地)を埋めるために充填されているゴム状の素材です。
建物の防水性を保つ上で、非常に重要な「目地材」としての役割を果たしています。
💡使用されている材質にもよりますが、一般的な外壁に使用されるシーリング材の寿命は5年~10年程度が目安とされています。
⚠️これらのサインが見られたら、防水機能はすでに失われ始めている危険な状態です。
ご自宅で外壁のシーリングの状態をチェックする際は、特に日の当たる場所や、窓枠、出隅・入隅(建物の角)など、負荷がかかりやすい部分を中心に確認しましょう。
目視確認
触る必要はありません。遠目から見て、ひび割れていたり、外壁材とシーリングの間に隙間ができていたりしないかを確認してください。
場所の特定
窓枠、庇、バルコニー、給湯器の配管周りなどが特に重要です。
シーリングの劣化を放置することは、雨漏り以上の深刻な被害を招きます。
下地の腐食
侵入した雨水が外壁内部の下地の木材(野地板や間柱)を腐食させます。
これにより、建物の強度が低下し、大規模な修理が必要になります。
断熱材の性能低下
壁の内部にある断熱材が水分を含み、断熱性能が失われます。これにより、冷暖房効率が悪化し、光熱費が増加します。
カビの発生
内部の湿気によりカビが発生し、建材の劣化だけでなく、住人の健康にも悪影響を及ぼします。
今回の福岡市城南区の事例のように、窓や庇、バルコニーといった
「取り合い部分(異なる構造体が接する箇所)」からの雨漏りは、実は非常に多く発生します。
なぜなら、この「取り合い部分」のシーリングは、建材の動きや収縮の影響を最も受けやすく、他の平らな目地よりも早期に劣化が始まる傾向にあるからです。
特に、庇やバルコニーの立ち上がり部分は、水が溜まりやすく、シーリングが常に水に晒されるため、劣化スピードが加速します。
今回の福岡市城南区の事例は、窓枠付近という場所からの雨漏りが、目立たない庇と外壁の取り合い部分のシーリング劣化に起因していた典型的なケースでした。
雨漏りが確認された場合、その原因は必ずしも屋根だけにあるとは限りません。
外壁やシーリングの劣化が原因であることも多く、早期に原因を特定し、適切な処置を行うことが建物を守る鍵となります。
街の屋根やさん福岡西店では、屋根だけでなく、外壁やシーリングなど、建物全体の防水ラインの調査が可能です。
窓枠付近の雨じみなど、少しでも気になる症状があれば、放置せずに早めの専門家による調査をご検討ください。
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