【福岡市早良区】中古住宅購入時の盲点！スレート屋根の深刻な劣化と「塗装不可」の理由を徹底解説

こんにちは！
街の屋根やさん福岡西店です。

福岡市早良区で中古の2階建て住宅を購入されたばかりのお客様から、「今後安心して住み続けるために、必要なリフォーム箇所を知りたい」というご相談をいただきました。
中古住宅の場合、内装や水回りの状態は確認できても、屋根の状態は見落とされがちです。

今回は、お客様の住宅で確認されたスレート屋根の深刻な劣化状況と、なぜ「屋根塗装が困難」で「屋根カバー工法」が最善なのか、その理由を詳しく解説します。

「屋根リフォームを検討している方」
「屋根調査を受けたことがない方」

ぜひ、最後までご覧ください。

福岡市早良区｜お客様のお悩み

✅「中古物件を購入したので必要なリフォームを知りたい」

中古住宅の購入に際し、現状の建物の状態を把握し、優先的に行うべきメンテナンスやリフォームを知りたい。
特に屋根の状態が気になるとのことでした。

屋根調査の結果「深刻な屋根の劣化を確認」

早速、現地にて屋根調査を実施しました。

採用されていたスレート屋根には深刻な劣化が確認されました。

街の屋根やさん福岡西店では、
・雨漏り調査
・見積もり無料
ぜひご相談ください！

屋根全体に広がる粉ふき

屋根の塗膜が完全に失われ、セメント質の基材が露出している状態。
劣化が深刻であることを示します。

屋根に広がる苔

屋根に苔が生えるということは見た目の問題ではありません。
屋根の防水機能が低下し、屋根が水分を吸収しやすい状態だということ。

屋根に常に水分があることを示しています。

屋根材の割れ

スレート屋根にひび割れを確認しました。
劣化によって屋根が脆くなっています。

棟板金のサビや浮き

屋根の頂上を覆う棟板金にはサビが発生していました。
また、浮きが確認されました。

軽視できない「棟板金」の浮き：近隣トラブルのリスク

今回の調査で見られた棟板金（むねばんきん）の深刻な錆と浮きは、特に注意が必要です。

• 強風による飛散リスク
  棟板金は、屋根の頂上を覆っている金属板で、釘が緩んだり錆びたりして浮き上がると、台風などの強風によって簡単に飛ばされてしまいます。

• 近隣トラブルの発生
  飛散した板金が近隣の家や車、人に被害を与えると、高額な賠償責任を負うことになり、深刻な近隣トラブルに発展します。

• 雨水侵入のリスク
  板金の浮きや錆は、その下の貫板（ぬきいた）と呼ばれる木材を腐食させ、そこから屋根裏への雨水侵入を引き起こす、雨漏りの主要な原因にもなります。

深刻な屋根の劣化によって屋根塗装が困難であると診断

中古住宅の屋根メンテナンスの定番といえば「屋根塗装」ですが、今回の屋根は「塗装が困難であり、無意味になる可能性が高い」と判断しました。

✅ 屋根塗装が困難な「深刻な劣化」とは？

屋根塗装は、「屋根材が健全であること」が前提です。
以下の症状が見られる場合、塗装による延命効果は期待できません。

粉吹き（チョーキング）の極度な進行

塗膜が完全に失われ、屋根材のセメント質が露出して粉状になっている状態は、屋根材自体が水分を吸い込みやすくなっているサインです。

苔の繁殖と割れ・欠け

苔の根が屋根材の内部に食い込み、屋根材そのものが脆くなっているため、高圧洗浄や塗装作業の振動で屋根材が破損するリスクが非常に高くなります。

✅ なぜ塗装は意味ないの？

このような状態の屋根に無理に塗装を施しても、一時的な美観の回復は得られても、根本的な防水性能は回復しません。

• 塗膜の早期剥がれ
  脆くなった屋根材は塗料をしっかりと保持できず、数年で塗膜が剥がれてしまいます。

• 雨漏りリスクの継続
  既に発生している屋根材の割れや、劣化した下地からの雨漏りリスクは解消されません。

• 「塗って終わり」のリスク
  高額な費用をかけて塗装をしても、すぐに剥がれたり雨漏りが止まらなかったりすれば、結果的に無駄な出費となってしまいます。

ご提案：屋根カバー工法

この中古住宅の屋根には、既存の屋根を撤去せずに新しい屋根材を被せる「屋根カバー工法」が最適であるとご提案しました。

屋根カバー工法をおすすめする理由「屋根カバーのメリット」

⚫︎大幅なコスト削減
既存屋根の撤去が不要なため、撤去、処分費用がかかりません。
工事費用を抑えることができます。

⚫︎工期の短縮
撤去使用がない分、工期が短く、お客様の生活への影響を抑えることができます。

⚫︎耐震性への配慮
軽量な屋根を使用すれば、屋根全体の重量増加を抑えることができ、耐震性への影響を最小限に抑えることができます。

福岡市早良区の屋根調査を振り返ってまとめの文章

福岡市早良区のこの中古住宅の屋根は、見た目以上に深刻な劣化が進んでおり、一般的な「塗装」では解決できない状態でした。
特に、屋根材の粉吹きや割れ、棟板金の錆と浮きは、雨漏りと飛散という二つの大きなリスクを同時に抱えていました。

中古住宅の購入者が安心して新生活をスタートさせるためには、目先の費用を抑える部分塗装ではなく、屋根カバー工法による防水性・耐久性の抜本的な回復が最も経済的かつ確実な選択です。

街の屋根やさん福岡西店では、中古住宅の購入前・購入後の屋根診断を承り、最適なメンテナンスプランをご提案いたします。

中古住宅の屋根リフォームに関するよくあるご質問

屋根カバー工法の施工事例

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