宗像市にお住まいのお客様より、「ベランダの屋根が古くなって見た目も悪く、そろそろ交換したい」とのご相談をいただきました。

お住まいは築40年の戸建て住宅。ベランダの屋根にはポリカーボネート製の波板が使用されており、長年の風雨や紫外線の影響によって色褪せや変色、表面の劣化が目立っている状態でした。

お客様からは「梅雨が来る前に新しくしたい」とのご要望もあり、早速現地に伺い、状況を確認しました。

屋根調査の結果｜波板の劣化を確認

波板（なみいた）はベランダやカーポートなどで広く使われる軽量な屋根材ですが、経年による劣化が避けられない素材でもあります。
今回の物件でも、以下のような劣化症状が確認されました。

✅色褪せ・変色
紫外線によって透明度が落ち、全体的にくすんだ印象になっており、ベランダに差し込む自然光が減少していました。

✅割れ・破損
波板の一部にはヒビや割れも見られました。素材が経年劣化によって硬く脆くなっており、ちょっとした衝撃でも割れやすい状態です。

割れた部分から雨水が漏れるだけでなく、強風時には破片が飛ばされる恐れもあり、安全面でもリスクがある状態といえます。

波板とは？ベランダやカーポートで使われる軽量屋根材

波板とは、波のように波打った形状をした屋根材や外装材のことで、ベランダ・カーポート・物置・簡易屋根などに広く使われている建材です。

表面が波型になっていることで強度が高まり、雨水も流れやすくなる構造になっています。
軽量で施工がしやすく、価格も比較的安価なため、小規模な屋根のカバー材として多くのご家庭に採用されています。

ただし、素材によって耐久性や見た目の持続性が異なるため、使用環境に応じた選定と定期的なメンテナンスが重要です。

主な波板の種類と特徴

種類	特徴	耐久性
塩ビ（塩化ビニール）波板	安価・軽量だが、紫外線に弱く変色しやすい	約3〜5年
ポリカーボネート波板	高耐久・透明性・紫外線カット機能あり	約10〜15年
ガルバリウム波板（鉄板）	金属製で非常に強く、耐候性・耐火性に優れる	約15〜20年

おすすめ工事：波板交換工事

波板屋根の交換工事は、1日で完了することも多い短工期の工事です。
以下が一般的な施工の流れとなります。

①既存の波板の撤去
劣化した古い波板をすべて取り外します。割れている場合は慎重に解体します。

②下地や骨組の確認
金属や木部の腐食・サビがないかをチェック。必要に応じて補修や交換を行います。

③新しい波板の取り付け
ポリカーボネート製などの高耐久・UVカット機能付きの波板を取り付けます。
固定にはフックボルトや専用ビスを使用して、風によるバタつきを防ぎます。

④仕上がり確認・完了

宗像市ベランダ波板現地調査｜梅雨・台風前に早めの交換を

宗像市の築40年住宅では、ベランダの波板が色褪せや変色を起こし、美観だけでなく雨風に対する耐久性にも不安が残る状態となっていました。

このような劣化を放置して梅雨や台風シーズンを迎えてしまうと、雨漏り・破損・飛散などのリスクが一気に高まります。
だからこそ、今のような梅雨前の時期こそ、波板交換には最も適したタイミングです。

波板屋根は小さな部分と思われがちですが、実は建物の快適性・安全性に大きな影響を与える重要な役割を担っています。
「少し傷んでいるかな？」と感じた段階で、ぜひ一度専門業者に点検をご依頼ください。

街の屋根やさん福岡西店では、現地調査・お見積りはすべて無料で対応しております。お気軽にご相談ください。