調査の結果、屋根にはセメント瓦が使用されていることが分かりました。
✅屋根の状態を診断
・10年前の塗装によって延命されていたが、現在は塗膜の劣化が顕著
・表面の色あせ・苔・カビの発生が広範囲に確認
・一部ではひび割れや欠けも見られる
・下地の防水シートや野地板への雨水侵入リスクが高まっている
✅結論として、これ以上の塗装では防水性を回復できないため、葺き替えを視野に入れた対応が望ましい状態でした。
セメント瓦の寿命は30〜40年程度とされており、下地の状態によって前後します。
特徴としては、施工しやすく断熱性が高いことが挙げられ、かつて多くの住宅に使われていました。
防水性は塗装によって保たれているため、定期的な塗装メンテナンスが必要です。塗膜が劣化すると防水機能が落ち、雨漏りや下地の腐食につながる恐れがあるため注意が必要です。
🔹しかし現在では製造が中止されており、新築住宅で使用されることはありません。既存のセメント瓦は年数が経過していることが多く、塗膜の劣化が進むと雨漏りや下地材の腐食などのリスクが高まるため、注意が必要です。
セメント瓦の劣化を放置した場合、以下のようなリスクが高まります。
✅ 防水性の低下 → 雨漏りの発生
✅ 瓦のひび割れ・ズレ → 強風や地震で落下の危険性
✅ 下地材(野地板・防水シート)の腐食
✅ 建物全体の寿命を縮める
メンテナンス方法 | 内容 | タイミング |
塗装工事 | 表面の塗膜を再塗装し、防水性を回復 | 10〜15年ごと(劣化状態による) |
瓦の補修 | ヒビやズレのある瓦を部分的に交換 | 必要時に随時 |
葺き替え工事 | 瓦を撤去し、新しい屋根材へ全面交換 | 30〜40年が経過している場合、または雨漏り発生時 |
お客様より「外壁は以前、アルミサイディングのカバー工事をした」とのお話がありましたが、実際に調査したところ、使用されていたのは鋼板系サイディングでした。
金属系のサイディングで、アルミよりも強度は高いものの、表面の塗装で防水性を保っているため、定期的な塗装が必要です。
外壁表面には色褪せや軽度のチョーキング(手でこすると白い粉がつく現象)が見られ、塗膜の劣化が進行中
このまま放置すると、サビの発生や腐食による劣化が進行するリスクがあります
築50年を迎えた今回の住宅では、屋根・外壁ともに塗膜の劣化が進んでおり、表面的な補修だけでは対応しきれない状態にありました。
とくに屋根のセメント瓦は、寿命を迎えている兆候が明確で、防水機能の低下が雨漏りリスクを高めています。
長く安心して暮らし続けるためには、屋根の葺き替えを含む根本的な対策が必要です。
屋根の塗装から10年以上経っている
セメント瓦を使用している
雨漏りや瓦のズレが気になる
このような症状があれば、ぜひ一度無料点検をご検討ください。
街の屋根やさん福岡西店では、経験豊富な屋根診断士がご自宅の状態を詳しく調査し、最適な修繕方法をご提案いたします。
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