
2025.06.17
屋根板金工事のきっかけ みなさま、こんにちは!街の屋根やさん福岡西店です!本日は、福岡市西区生松台で実施した屋根の板金工事をご報告いたします!「屋根が老朽化しているので、リフォームを考えている。」とお問い合わせいただき、まず調査にうかがいました。屋根材はセメントが原料の化粧スレー…

該当の建物は鉄骨構造の工場で、屋根には段差のある構造が採用されていました。
この段差によって、上部屋根から流れ落ちた雨水が水切り板金の処理を超えて下部に流れ込みやすい構造となっており、排水効率にも課題があると判断されました。
現地調査では、以下のような屋根の不具合が確認されました。
段差接合部に隙間があり、風雨時に吹き込みやすい構造
水切り板金の勾配・配置に不具合があり、排水経路が適切に機能していない
屋根全面に赤錆が進行し、防水性能が著しく低下している
雨漏りが3箇所以上で同時に発生しており、部分補修では再発リスクが高い
このように構造的な要因と材料の劣化が重なった状態であったため、部分的な修繕では抜本的な解決に至らないと判断。
そこで、軽量で高耐久な金属屋根材「カバールーフ650(アイボリー)」を用いた屋根全体のカバー工法を実施することとなりました
カバールーフを使った屋根カバー工法は、既存屋根を撤去せずに新しい屋根を重ねて施工する工法です。
以下に、今回の現場で実施した施工の流れをご紹介します。
まずは工場の周囲に仮設足場を設置し、作業員の安全と落下物対策を徹底。
法人施設のため、操業に影響を与えないよう、通路や搬出入口の動線にも配慮した仮設計画を実施しました。
既存の屋根表面を清掃し、浮き・錆・破損部位の確認を行います。
今回の物件では、屋根全面に赤錆が広がっていたため、錆の除去と浮き板金の補強作業を事前に実施しました。
既存屋根の上に金属製の「胴縁(どうぶち)」を取り付けて、カバールーフの設置ベースを構築します。
この胴縁によって、屋根と新材の間に空気層が生まれ、断熱性・通気性が向上します。
アイボリー色のカバールーフ650を現場寸法に合わせて搬入・加工し、胴縁に沿って1枚ずつ施工。
雨水の流れに配慮しながら、ジョイント部の重ね方向、ビスの固定間隔、シーリングの処理を厳密に管理して施工を進めます。
屋根の端部、立ち上がり、棟部分には、**水の侵入を防ぐための板金処理(役物施工)**を行います。
特に今回は、段差部の水切り納まりが雨漏りの主因となっていたため、形状を見直し、より確実な止水設計に改善しました。
施工完了後、屋根全体のビス浮き、板金納まり、シーリング状態を細部まで点検。
ご担当者様立ち会いのもと最終確認を行い、保証書の発行、ご提出をもってお引き渡しとなります。
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