2025.08.25
こんにちは!街の屋根やさん福岡西店です。 前回、雨漏り調査でバルコニーと屋上の防水層の劣化が判明した福岡市南区の3階建住宅。今回は、ご提案したX-2工法による防水工事を実施しました。雨漏りを根本から解決し、お客様に安心の暮らしをお届けした様子を詳しくご紹介します。 これまでの経緯…
福岡市南区にお住まいの3階建て一軒家にお住まいのお客様より、「2階の天井から雨漏りしている」とのご相談を受け、無料の雨漏り調査を実施しました。
雨漏りというと屋根を疑いがちですが、今回の原因は意外な場所にありました。
雨漏りの発生しやすい「ベランダ」と「屋上」の防水層の劣化状況と、そのメンテナンスの重要性について解説します。
お客様宅の2階の室内を確認すると、天井に新しい雨じみが確認されました。最近の強い雨で発生した可能性が高く、早急な原因特定と対処が必要です。
室内雨漏り箇所から、雨水の侵入経路を推測し、その直上にあたる2階のベランダと3階の屋上を重点的に調査しました。
まず、雨水が最も集まる2階ベランダの排水口(ドレン)周辺を調査しました。
以前の補修跡
ドレン周辺には以前に補修された跡がありましたが、その補修材の下のウレタン防水層の寿命がきていました。
防水層の硬化・切れ
経年劣化により、ウレタン防水層が硬化し弾力を失っている上に、補修材も劣化してカバーしきれていない状態です。
雨水がドレン周りから内部へ浸入している可能性が非常に高いと判断しました。
次に、ベランダの側面を覆う笠木板金(かさぎばんきん)を調査しました。
シーリングの硬化と切れ
笠木板金の合わせ目に施されているシーリングも経年劣化により硬化し、切れが発生していました。
この切れ目からも雨水が外壁内部に回り込み、雨漏りを助長するリスクがあります。
【推奨処置】
ドレン周りの防水工事と合わせ、水の侵入を防ぐためにシーリング補修をお勧めしました。
念のため、3階にある屋上の防水層も調査しました。
シート防水の寿命
屋上にはかなり以前に施工されたシート防水が確認されました。
長年保たれている状態ではありますが、防水層としての寿命は近づいています。
シワと泥の溜まり
シートにシワ(浮き)が発生している部分があり、そのシワに泥などが溜まっていました。
シワの部分は防水層が薄くなったり、将来的に破れの原因になるリスクがあります。
福岡市南区の3階建て住宅の雨漏りは、屋根ではなくベランダの防水層の寿命が主な原因と推測されました。
以前の補修箇所やシーリングの劣化など、複数の要因が絡み合っていた事例です。
屋根の修理はもちろん、ベランダや屋上の防水工事も、建物の寿命を守る上で非常に重要です。
街の屋根やさん福岡西店では、正確な雨漏り調査に基づき、最適な防水工事をご提案いたします。
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