
2025.06.05
✅屋根調査のきっかけ|築37年の屋根に見つかった屋根の劣化症状とは? 福岡市城南区にお住まいのお客様より、「屋根の見た目が気になる」とのご相談をいただき、現地調査にお伺いしました。 お客様のお宅は築37年、屋根材はカラーベスト(スレート系)で、15年前に他社で屋根塗装をされたとの…

過去に一度塗装リフォームが行われていましたが、縁切りが行われていなかった可能性が高く、雨水が屋根内部に滞留するリスクがありました。
棟板金にもサビが出ており、今後の雨漏りを防ぐためにも屋根カバー工法を実施することになりました。
屋根カバー工法とは、既存の屋根を撤去せずに、その上から新しい屋根材を重ねて施工するリフォーム方法です。
解体工事が不要で廃材も少ないため、コスト・工期の両面で優れたリフォーム工法として広く採用されています。
🔹屋根カバー工法とは?詳細についてはこちら←
廃材が出にくくエコで経済的
既存屋根を覆うことで断熱性・遮音性がアップ
工期が短く、住みながら工事可能
見た目が一新され、外観も美しく
表面の色褪せ、チョーキング | ![]() |
屋根材のひび割れ、欠け | ![]() |
苔や藻の発生 | ![]() |
板金部分のサビ | ![]() |
雨漏りや縁切り縁切り不足による内部腐食 | ![]() |
屋根材:オークリッジスーパー(オニキスブラック)
防水シート:片面粘着型ルーフィング
板金部材:ブラックカラー仕上げ
オークリッジスーパーは高耐久・高意匠性を兼ね備えたアスファルトシングル屋根材で、優れた耐風性と遮音性があります。
👉 詳細:オークリッジスーパーについてはこちら
工事の安全性と効率性を確保するために、建物全体に足場を設置します。
お庭を大切にされているお客様宅でしたので、植栽などに影響がないよう細心の注意を払って設置しました。
劣化が見られた既存の棟板金とその下地材(貫板)を撤去します。
板金にはサビ、貫板には雨水の侵入痕が見られたため、全体を新しいものに交換します。
既存の屋根表面に付着している苔・汚れ・旧塗膜の残りなどを洗浄します。
この工程によって、防水シートの密着性を高めることができます。
棟部分に新しい木製の下地材(貫板)を設置します。
この貫板は新しい棟板金を固定するために必要で、雨水対策として防腐処理済みの木材を使用しています。
屋根全体に片面粘着タイプの防水シートを丁寧に貼り付けていきます。
太陽光パネルの周囲など、水が集まりやすい場所は特に丁寧に防水処理を行います。
福岡市城南区の築37年のお宅では、過去の塗装リフォームによって一時的な延命がされていましたが、縁切り不良や棟板金の劣化が進行していたことで、今後の雨漏りリスクが高まっていました。
今回ご提案・施工する屋根カバー工法は、既存屋根を撤去せず、コストと工期を抑えながら住宅をしっかり守る、とても効果的なリフォーム手段です。
前編では、屋根カバー工法の基本的な特徴とメリット、そして足場設置から防水シート施工までの工程を解説しました。
住まいの安全性と快適性を高めるために、屋根の状態に合わせた正確な判断と確実な施工が不可欠です。
後編では、いよいよオークリッジスーパー屋根材の取り付けから工事完了までの工程を詳しくご紹介いたします。
実際の施工写真も交えて、屋根カバー工法がどのように進むのかを分かりやすく解説していきます。
屋根リフォームをお考えの方は、ぜひ後編もあわせてご覧ください。
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