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現場ブログ
福岡市中央区にて層状剥離とひび割れを起こしていたパミール屋根の現地調査

調査のきっかけ

みなさま、こんにちは！
街の屋根やさん福岡西店　店長の下田です！

本日は、福岡市中央区で行ったパミール屋根の現地調査をお伝えします。

「屋根の劣化がひどいので修理したい」とお問い合わせいただき、さっそく現地調査へうかがいました。
お客様宅の屋根は、スレートの一種であるパミールでした。
パミールとは、大手メーカーのニチハが1996年から2008年まで製造・販売していた屋根材です。
施工から10年未満で不具合や事故が発生したことにより現在は製造中止となっています。

ひび割れ、欠け、層状に剥がれる層状剥離が起きており、早急な修理が必要であると判断いたしました。
パミールの屋根は塗装ができないうえ、全体的に劣化が進んでいるため、カバー工事をすることになりました。

調査の様子

欠けと層状剥離がひどいパミール

写真を見ていただければ、劣化の具合がいかに深刻であるかわかるかと思います…
パミールには欠け、層状剥離、ひび割れがとてもたくさん見つかりました。
誰が見てもボロボロの状態といえるほど傷んでいたパミールの屋根を、今回はカバー工事で修理していきます。

【カバー工事とは？】
屋根のカバー工事とは、既存の屋根の上に、新しく防水シートと屋根材を重ねる工法です。
古い屋根を撤去する必要がなく、費用や工期をおさえてリフォームできます。
以下の記事では、カバー工事のメリットを詳しく解説しておりますのでぜひご覧ください。
▶︎屋根カバー工法を行う5つのメリットをご紹介！かかる費用と日数は？

ひび割れて剥がれかけたパミール

上記の写真ほどの劣化ではありませんが、ひび割れや剥がれによる浮きが生じていますね。
屋根材にすき間ができれば、雨水の浸入を許すことになり、やがて深刻な雨漏りにつながってしまいます。

現在は製造されていないパミールですが、以下のような特徴により、リフォームの際は、カバー工事か葺き替えのどちらかで修理をすることになります。

屋根材ごと剥がれてしまうため塗装できない
施工後7年〜10年で層状剥離やひび割れなど劣化症状が起きる
屋根の先端がやや白っぽく変色する
釘の腐食による屋根欠落の恐れがある

以下の記事では、パミールの修理について詳しく解説しておりますので、合わせて参考になさってみてください。
▶︎屋根修理の相場を屋根の種類・劣化症状ごとに徹底解説｜屋根修理を失敗しない業者の選び方
▶︎屋根がニチハ「パミール」で今後のメンテナンスが心配な方へ

パミール屋根はカバー工事で修理

塗装ができないパミール屋根の修理を「どうしよう…」と悩んでいる時間はありません。
かなり劣化が進んでいたため、早急な修理が必要だからです。
今回は、費用負担の少ないカバー工事でリフォームを行うことになりました。
工事に向けて、細かく現場を採寸していきます。
ボロボロだったパミール屋根が生まれ変わる工事の様子をぜひ最後までご覧くださいませ！