
2025.07.31
重ね葺き工事のきっかけ みなさま、こんにちは!街の屋根やさん福岡西店 店長の下田です!本日は、糸島市高田で実施した屋根の重ね葺きおよび板金工事をご報告いたします! 「屋根の苔・カビが気になる。」とご相談いただき、さっそく調査へうかがったところ、苔やカビなど経年劣化の症状が目立って…

「雨漏りはしていないけれど、見た目が心配になってきて…」 そう語るお客様は、日頃からお住まいを大切にされており、屋根の色の変化や経年劣化が気になってきたことがきっかけでご相談くださいました。築年数は35年以上。これまでに数回、軽微な補修を行った経験はあったそうですが、大掛かりなリフォームは初めてとのことでした。今回は、「今のうちに屋根寿命を延ばすためのリフォームができないか」とのお問い合わせでした。
早速現地にて屋根調査を実施しました。以下のような深刻な劣化症状が確認されました。
広範囲の苔の繁殖: 特に日陰になりやすい部分では、茶色に変色するほどに苔が密集していました。屋根表面が苔に覆われている状態です。
過去の補修箇所の劣化: 過去に補修した跡が見られましたが、その補修跡もすでに劣化し、効果が薄れていました。
屋根材のひびや欠け: 屋根表面にはひびや欠けが多数発生しており、これ以上、部分的な補修では対応できない状態でした。これにより雨水が侵入しやすくなっており、非常に雨漏りリスクが高い状態です。
これらの症状から、部分的な補修では対処できないと判断しました。
屋根の劣化には、いくつかの要因が複合的に絡んでいます。
スレート屋根の寿命: スレート屋根の耐用年数はおよそ25〜30年とされています。今回の住宅は築35年以上経過しており、屋根材そのものが寿命を迎えている状態でした。
苔による浸食: 苔が生えると屋根材が常に湿気を帯びた状態になり、素材の劣化が急速に進行します。防水性能の低下とともに、細かなひび割れも起きやすくなります。
補修の繰り返しによる限界: 過去に部分的な補修を行っていたようですが、補修材は紫外線や雨風の影響を強く受けやすく、長期間の耐久性は期待できません。
これらが重なり、屋根の表面から内部にかけて構造全体の劣化が進行していたと考えられます。
今回の調査で判明した屋根の劣化を放置してしまうと、以下のような深刻なリスクが高まります。
雨漏りの発生と下地材の腐食: ひびや欠け、苔によって脆弱になった屋根材の隙間から雨水が侵入し、屋根下地の木材(野地板や垂木)を腐食させます。現状で雨漏りが発生していなくても、いつ雨漏りが起きてもおかしくない状態であり、雨水が内部に浸入し続けることで、屋根裏の断熱材や天井、壁にも被害が広がり、最終的には大規模な修繕が必要になります。
カビの発生と健康被害: 湿気がこもりやすくなることで、屋根裏や室内でカビが繁殖し、アレルギーや喘息などの健康被害を引き起こす可能性があります。
住宅全体の耐久性・耐震性の低下: 下地材の腐食が進むと、屋根だけでなく住宅全体の構造的な強度に影響を及ぼし、耐久性や耐震性が低下します。台風や地震といった自然災害への抵抗力も弱まります。
資産価値の低下と将来的な高額な修繕費: 劣化を放置すると、建物の資産価値が低下するだけでなく、症状が進行してからの修繕は、初期段階での対策と比較して大幅に高額な費用がかかることになります。
🔹症状が軽いうちに適切な処置を行うことで、将来の大きな出費や住宅ダメージを回避できます。
今回の調査を踏まえ、当社では「屋根カバー工法」をご提案いたしました。スレート屋根の寿命は一般的に25〜30年程度とされており、今回のように築35年経過している場合、屋根塗装での延命治療は対応が難しいとの判断をしました。
主なメリットは以下の通りです
工期・コストの削減: 既存屋根を撤去しないため、廃材が少なく、解体費用や処分費用を抑えられ、工期も短縮できます。
防水性・断熱性・遮音性の向上: 既存屋根の上に新しい防水シートと屋根材を重ねるため、屋根が二重構造になり、防水性・断熱性・遮音性が高まります。
見た目と機能の回復: コストを抑えながらも、見た目も機能も新築同様に回復させることが可能です。
お客様からも「屋根寿命を延ばしたい」というご希望があったため、この工法が最も適していると判断しました。
屋根カバー工法を実施することで、以下のような利点が得られます。
住宅の寿命を延ばせる: 屋根の耐久性が向上し、雨漏りリスクを大きく軽減できます。
見た目が一新され、美観が向上: 新しい屋根材によって住宅の印象も変わり、資産価値もアップします。
メンテナンスの負担軽減: 高耐久の屋根材を使用すれば、今後のメンテナンス回数も減らせます。
一度の工事で得られる安心と効果が大きく、長く快適に住み続けるための最適な選択といえるでしょう。
今回の屋根リフォームで使用したのは、オークリッジスーパー(ブラウンウッド色)です。オークリッジスーパーは、アメリカ Owens Corning社が製造するアスファルトシングルという柔らかい屋根材を使用した製品で、アメリカでは住宅屋根の定番として広く普及しています。日本の住宅にも合うように改良された高性能屋根材です。
特徴
軽量で建物への負担が少ない: 既存屋根の上に重ねて施工するため、建物の耐震性への影響を抑えられます。
高耐風性: 風速約40m/sにも耐える高い耐風性を持ち、台風などの自然災害にも強いです。
美しいデザイン: グラデーションカラーが特徴で、立体感のある美しい仕上がりになります。
お客様も「ブラウンウッド」の落ち着いた風合いを気に入られ、景観にもぴったりでした。
今回の屋根カバー工法により、このお住まいには以下のような価値がもたらされました。
台風が来ても安心できる強さに: 風速40m/sにも耐えるオークリッジスーパーで、今後の自然災害にも備えることができました。
近隣トラブルの不安を解消: 老朽化したスレート屋根が台風で飛散し、近隣に被害を与えるリスクも無くなりました。
雨漏りの心配から解放: 防水性能が回復し、湿気やカビのリスクも大幅に軽減されました。
美観の向上: ブラウンウッドの落ち着いた色合いと立体感のあるデザインで、お住まいの印象が大きく変わり、美観も向上しました。
街の屋根やさん福岡西店では、お客様の大切な住まいを長く美しく保つお手伝いを全力でさせていただきます!
✅工事のきっかけ
・屋根の劣化|以前修繕したが再度劣化している
✅工事内容
・屋根カバー工法
✅屋根材
・オークリッジスーパー
✅工事金額
・1,500,000円
🔹この物件の詳しい施工事例を見る
・福岡市東区の方へ|屋根全体をコケに覆われたスレート屋根をカバー工法で美しく!
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん福岡西店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2025 街の屋根やさん All Rights Reserved.