こんにちは。街の屋根やさん福岡西店です！

前回ご紹介した福岡市早良区の物件では、屋根の雨漏り調査とあわせて軒天井の破損が確認されました。
一見、目立ちにくい部分ですが、軒天の劣化や破損を放置すると住宅全体に深刻な影響を及ぼす可能性があります。

今回は、「軒天井とは何か？」「破損の原因とリスク」「軒のない家の注意点」などをわかりやすく解説します。

軒天井とは？

軒天井（軒天）とは、屋根の軒が外壁から突き出した部分の裏側に取り付けられた天井材のことです。
玄関の上やベランダの天井、建物の外周をぐるっと囲むように設置されているケースもあります。


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軒天の主な役割

①雨水や日差しから外壁を守る
→軒があることで外壁や窓に直接雨や紫外線が当たるのを防ぎます。

②屋根裏の換気
→軒天には通気口が設けられていることもあり、屋根裏の湿気を逃す換気の役割を果たしています。

③住宅の見た目が良くなる
→屋根裏の構造材を隠し、建物全体の見た目を整える役割もあります。

軒天が破損する原因は？

☑️雨漏り・結露などの水分
→屋根や外壁の隙間から入り込んだ雨水や、屋根裏で発生した結露による湿気が軒天を劣化させます。

☑️経年劣化
→軒天の素材（合板・ケイカル板など）は10～20年ほどで劣化が進み、ひび割れや剥がれが起こることがあります。

☑️強風や台風の影響
→突風や飛来物によって軒天が割れたり、めくれたりするケースも。

☑️小動物の侵入
→軒天の隙間からハクビシンやコウモリなどが屋根裏に侵入するケースもあり、糞尿などで衛生面にも悪影響が出ます。

軒天の破損を放置するとどうなる？

軒天は見えにくい位置にあるため、破損していても気づきにくく、つい放置してしまいがちです。
しかし、放っておくと以下のようなリスクが高まります。

❗ 雨水が建物内部に侵入する

軒天が破れていると、そこから雨水が屋根裏や壁内に入り込み、雨漏りや腐食の原因になります。

❗ 木部の腐食・シロアリ被害

水が内部に浸透すると、構造体の木部が腐り、シロアリが発生するリスクが高まります。

❗ 小動物や害虫の侵入

軒天の破れからネズミや鳥、コウモリなどが侵入するケースも。
天井裏に棲みつかれると、駆除や清掃に大きな費用がかかることもあります。

最近増えている「軒のない家」のメリット・デメリット

近年では、スタイリッシュで都会的なデザインが人気の“軒のない家”も増えています。

✅ メリット

• シンプルですっきりとした外観デザイン

• 建物の形状がコンパクトで土地を有効活用できる

• 軒天のないぶん、メンテナンスの手間が少ない

⚠ デメリット（注意点）

• 外壁や窓に直接雨や日差しが当たりやすく、劣化しやすい

• 軒が無いため、屋根裏の通気性が確保しにくく、結露のリスクが高まる

• 開口部（サッシやベランダ）からの雨の吹き込み被害が起きやすい

軒のない家に住む場合は、外壁材や防水対策、断熱材・通気設計を慎重に選ぶ必要があります。

軒天の役割を知る「屋根トラブルを放置しないで！」

軒天は、雨や湿気から建物を守る重要な役割を担う部分です。
しかし、破損や劣化を放置すると、雨漏りや木部の腐食、小動物の侵入といった深刻な被害につながる可能性があります。
住宅を長持ちさせるためには、早めの点検と修繕がとても大切です。

また、近年人気の“軒のない家”はデザイン性に優れている反面、防水・通気・断熱面での工夫が必要不可欠です。
機能性と美しさの両立には、計画的なメンテナンスと適切な対策が重要です。

街の屋根やさん福岡西店では、軒天の点検・補修も無料で実施中！

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屋根や外壁だけでなく、細部にわたる住まいの安全を守ります。
「もしかして軒天が傷んでいるかも…」と思ったら、ぜひお気軽にご相談ください。