「天井に濃い雨じみがある」
「雨の日に窓枠から水が垂れてくる」など、雨漏りの不安は突然訪れます。
耐久性の高い瓦屋根が多い筑紫野市においても、経年劣化や自然災害によって雨漏りトラブルは避けて通れません。
今回は、私たちが筑紫野市で実際に対応した、原因も修理費用も異なる3つの雨漏り解決事例をご紹介します。
これらの事例から、あなたの住宅で起こっているトラブルの原因を特定するヒントや、適切な修理方法と費用感が明確になります。
ぜひ、最後までご覧ください。
| 屋根材 | 瓦屋根 | 
| 施工内容 | 雨漏り工事 | 
| 工事費用 | 33,000円 | 
瓦の位置調整
ズレていた瓦を元の正しい位置に戻しました。
シーリング固定・補修
ズレ戻した箇所、浮いて隙間が生じていた箇所、割れの補修箇所に、耐久性の高いシーリング材を施工し、瓦を固定するとともに雨水の侵入を防ぎました。
部分的な工事や、シーリング補修で雨漏りの原因箇所を確実に塞ぎ、低コスト(33,000円)で雨漏り不安を解消しました。

【ビフォー】
部分的に瓦がズレたり浮いたりし、下地の影が見えるほどの隙間が生じていました。
一部の瓦に割れが確認されました。
【アフター】
ズレた瓦は元の位置に戻され、隙間はシーリングによってしっかりと埋められ、防水処理が施されました。
瓦の安定性が向上し、低予算ながらも雨漏りの不安がない屋根を取り戻しました。
[>> この事例の詳細記事はこちらをクリック 筑紫野市の方へ|瓦のズレや割れが原因の瓦屋根住宅、雨漏り工事[雨漏り工事費用]]
| 屋根材 | 瓦屋根 | 
| 施工内容 | 雨漏り修理 | 
| 施工費用 | 308,000円 | 
室内で確認された雨漏り箇所から、瓦屋根の頂上部分である棟(むね)に問題があると推測し、詳細な調査を実施しました。
棟瓦の状況
棟瓦の下や側面に塗られている漆喰(しっくい)が広範囲にわたり剥がれ落ち、欠損しているのを確認。
雨水侵入経路
漆喰が欠損したことで棟瓦と下地の間に多数の隙間が生じており、この隙間から雨水が侵入していることが、雨漏りの直接的な原因であると特定されました。
棟瓦からの雨漏りは、瓦屋根の住宅で最も多いトラブルの一つです。
棟の漆喰は、瓦の隙間を埋め、内部への雨水や風の侵入を防ぐ「防水材」としての重要な役割を担っています。
漆喰の寿命(約20〜30年)が過ぎて剥がれやひび割れが生じると、防水性が失われ、雨漏りが発生します。
【工事内容】
この工事は部分修理でありながら、棟の防水性能を根本から回復させる、確実性の高い工法です。

【ビフォー】
屋根裏に広がる濃く大きな雨じみ。
棟瓦の側面の漆喰が広範囲に剥がれ落ち、内部の下地が見えている状態でした。
【アフター】
棟瓦が一旦解体され、新しい南蛮漆喰がしっかりと詰め直されました。
棟の高さやラインが整い、防水性能と耐久性が劇的に向上した強固で美しい屋根に生まれ変わりました。
[>> この事例の詳細記事はこちらをクリック 筑紫野市の方へ|棟瓦の漆喰が原因で発生した雨漏りの解決[雨漏り工事費用]]
| 屋根材 | スレート屋根 | 
| 施工内容 | 窓枠、シャッターボックス周辺の防水工事 | 
| 施工費用 | 77,000円 | 
「雨が降ると窓枠から水が垂れてくる」「雨漏りなのか結露なのか、どう見分ければいいの?」
窓枠からの浸水にお困りのお客様からのご相談。
水が垂れる現象が雨漏りなのか結露なのか判断がつかず、不安を感じていらっしゃいました。
原因を特定するため、目視調査に加え、人工的に雨を降らせて浸入経路を特定する散水調査を実施しました。
散水調査結果
軒先の水切りから外壁を伝ってきた水が、シャッターボックスの上部に溜まってしまう不適切な板金処理を確認。
この溜まった水が窓枠を腐食させ、そこから室内に浸入していることが判明しました。
| 特徴 | 雨漏りの可能性が高い | 結露の可能性が高い | 
| 発生時期 | 雨が降っている時、またはその直後 | 冬場の寒い日など、外気と室温の差が大きい時 | 
| 水の量・状態 | 水が滴る、天井や壁にシミが広がる | 窓ガラスやサッシ全体が濡れ、水滴がたまる | 
今回の事例では、雨が降っている時のみ水が大量に滴るという特徴から、雨漏りであると判断し、水の浸入経路を追跡しました。
雨漏りの原因である「水の流れの異常」を改善するための板金カバー工事を実施しました。
【工事内容】
屋根や壁の表面ではなく、雨水の流れの仕組みそのものを改善することで、窓枠からの雨漏りを完全に解決しました。

【ビフォー】
窓枠が長年の浸水により腐食し、水が溜まりやすいシャッターボックスの上部。
散水調査で水がシャッターボックス内に滞留していることが確認されました。
【アフター】
シャッターボックスの上部に新しい板金カバーが施工され、水の流れがスムーズになりました。
窓枠周辺の防水機能が向上し、雨が降っても水が浸入する不安が解消されました。
事例1(瓦のズレ):強風などによる瓦の固定の緩み。
事例2(漆喰の欠損):約20〜30年で寿命を迎える漆喰の経年劣化。
事例3(窓枠浸水):シャッターボックスへの水の滞留という「水の流れの構造的な問題」。
雨漏りは、瓦や壁が破れるよりも、経年劣化で防水機能を失った接合部や、水の流れが集中する箇所で発生します。原因は屋根に限らず、外壁や窓枠周辺まで広く調査することが重要です。
今回の事例の工事費用は33,000円から308,000円と幅がありますが、いずれも屋根全体を葺き替えることなく、原因箇所に特化した部分修理で解決しています。
特に、事例3で実施した散水調査のように、目視では分からない複雑な原因を正確に突き止める診断力が、無駄のない最適な修理と、費用対効果の高い解決策につながります。
築50年超の事例1では、33,000円の小規模な補修で済みました。
瓦屋根は耐久性が高いからこそ、小さなズレや剥がれの段階で発見し、早めに補修することが、建物の長寿命化と、将来的な修理費用を抑える最大のポイントです。
雨漏りの原因は一つとして同じものはありません。筑紫野市で発生するトラブルも、瓦のズレ、漆喰の劣化、外壁・窓枠の水の流れの異常など多岐にわたります。
大切なのは、正確な診断に基づき、原因に合わせた最適な工法で修理を行うことです。
私たち街の屋根やさん福岡西店は、地域密着の専門知識と豊富な経験で、お客様の雨漏りの不安を確実に取り除きます。
屋根や外壁に少しでも気になる症状が見られたら、手遅れになる前に、まずはお気軽にご相談ください。
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん福岡西店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2025 街の屋根やさん All Rights Reserved.