カバー工事のきっかけ

こんにちは！
今日も、工事の様子をリアルタイムでお伝えしていきます！

本日は、糟屋郡志免町で行った屋根のカバー工事のご報告です。
屋根の色褪せが気になっているとご相談いただき、現地調査でいくつもの劣化が見つかったことから、カバー工事を実施することになりました。

お客様宅の屋根は、現在は廃盤になっているアスベストを含んだ屋根材でした。
屋根の下地に傷みがないこと、葺き替えによるアスベスト処分費用も高額になることから、今回は、既存の屋根に新しい屋根材を重ねるカバー工事をご提案しました。

新しい屋根材として使用したのは、北米では主流のアスファルトシングル材です。
弊社で扱っている「オークリッジスーパー」は、粒状の細かい彩色石が生み出す柔らかな風合いと独特の陰影を放つグラデーションが魅力の人気屋根材です。

それでは、工事の様子を写真で見ていきましょう。

▼前回までのブログ
・糟屋郡志免町でアスベスト含有の屋根材「フルベスト」の調査。カバー工事による修理を検討！
・糟屋郡志免町でフルベストの屋根工事、アスベスト含有の屋根材のメンテナンスについて

カバー工事の様子

ルーフィングの敷設

屋根カバー工事では、新しい屋根材を乗せる前に、必ずルーフィングを敷いていきます。
ルーフィングとは、屋根の防水を守っている重要な部材です。
屋根材で防ぎきれないわずかな雨水の浸入を堰き止め、雨漏りが起こらないようにしています。

ルーフィング
下地と屋根材の間に敷かれるシート状の部材。
雨水が下地に染み込むのを防ぐ役割を持つ。
屋根のカバー工事では、既存屋根の上に設置する。

劣化していたスレート屋根が、徐々にルーフィングで覆われていきます。

今回のお客様宅には天窓がありました。
天窓は、屋根材との取り合い部分にすき間ができやすく、雨漏りを誘発しやすい箇所です。
採光やデザインが魅力の天窓ですが、雨漏りリスクや修理費用も考えて施工する必要があります。
カバー工事や葺き替えといった屋根の補修・リフォームの際には、天窓にも気を配り、必要なメンテナンスを行うことが重要といえるでしょう。

外壁と屋根の取り合い部分も、雨漏りが発生しやすい箇所といえます。
特にバルコニーの腰壁に接合するような屋根や庇は、外壁を伝って内部に雨水が浸入しやすいため注意が必要です。

敷設完了

ルーフィングの敷設が完了し、上に乗せる屋根材がスタンバイされています。

今回屋根材に使用したのは、北米で開発されてから100年以上の歴史を持つアスファルトシングルです。
アメリカの屋根材＝アスファルトシングルというくらいメジャーな屋根材で、日本では2007年の建築基準法改正によって使用されるようになりました。
弊社が特におすすめしているのが、製造販売元のオーウェンスコーニング社が絶対の自信を持っている「オークリッジスーパー」です。
耐久性・耐候性に優れ、永久保証まで付いている丈夫で安心の屋根材ですので、おしゃれなデザインと長い寿命を求める方に最適な屋根材といえるでしょう。
 
次回は、新しい屋根材「オークリッジスーパー」の設置と板金工事の様子をお伝えします！