小郡市 築25年住宅の屋根調査で分かった棟板金の異常

先日、小郡市の築25年のお住まいにて屋根点検を行った際、棟板金部分に釘の浮きと錆の発生を確認しました。

屋根材には軽量で耐久性の高い「スーパーガルテクト」を使用し、すでに屋根カバー工法は完了していましたが、今回の点検では板金部分の初期劣化症状が見受けられました。

棟板金とは、屋根の最上部（棟）を覆う板金部材で、風雨から建物を守る重要な役割を担っています。ですが、劣化が進むと釘が浮いて固定力が弱まり、最悪の場合は板金が飛散するリスクも。以下では、その原因や放置のリスク、そして台風前に点検すべきポイントを詳しく解説します。

なぜ棟板金の釘は浮くのか？劣化の主な原因を解説

棟板金の釘浮きやサビは、以下のような自然環境の影響や経年劣化が原因で起こります。

✅ 強風や突風の繰り返し

屋根は常に風の影響を受けており、釘が緩む→板金が動く→さらに緩むというサイクルが発生します。

✅ 直射日光と気温差による膨張・収縮

金属板金は日中の熱と夜の冷気によってわずかに伸び縮みします。その動きが繰り返されることで、釘が少しずつ浮いてくるのです。

✅ サビによる釘の劣化

釘や板金がサビると、固定力が弱くなり、浮きやすくなるだけでなく、板金自体の穴あき・腐食を引き起こします。

放置が招く深刻なリスクとは？関連記事のご紹介

糟屋郡新宮町にお住まいのお客様からのご依頼です。
ご自宅の屋根の一部が浮いていることに気づき、雨漏りが心配で街の屋根やさんにご相談いただきました。

現地調査の結果、袖板金の釘が抜けており、それが原因で板金は浮き上がっていることが判明しました。

特に台風シーズンで屋根が飛んでしまうのではないかとご心配だったため、早急の対応をご希望されました。

見えないところで屋根の劣化が進んでいるかも

釘の浮きやサビを放置すると、以下のような深刻なトラブルが発生します。

❌ 棟板金の飛散

台風や強風時に板金が剥がれたり飛んだりしやすくなります。実際に、台風後に「隣の家に屋根の板金が落ちていた」というケースも少なくありません。

❌ 雨漏りリスクの増加

浮いた板金の隙間から雨水が侵入し、内部の木材腐食や天井裏への漏水を引き起こします。

❌ 近隣住宅や人への被害

飛んだ板金が通行人に当たる、人や車に傷をつけるなど、損害賠償につながる事故になることも…。

【台風前に点検必須】棟板金・屋根板金の劣化症状チェックリスト

以下の症状がある場合は、早めの点検・修繕をおすすめします。

• 棟板金の釘が浮いている、または抜けている

• 板金の一部が浮いて波打っているように見える

• サビや変色が広がっている

• 雨音が以前よりうるさくなった（板金の固定力低下）

部分補修の可能｜大掛かりな工事はしたくない場合でもご相談を

今回の物件のように板金のみの工事をご希望される方も多くいらっしゃいます。
大掛かりな屋根リフォームではなく、

• ✅ 棟板金のみの交換・釘打ち直し

• ✅ 貫板（下地）の交換

• ✅ サビ止め＋板金の部分補修

• ✅ 高所作業車を用いたピンポイント施工

といった柔軟な対応が可能です。

まとめ｜今こそ屋根の板金を点検し、台風に備えましょう！

築20年以上のお住まいでは、板金の劣化は避けられない問題です。
特に梅雨・台風・ゲリラ豪雨が増えるこれからの時期、屋根の不具合が大きなトラブルに直結する可能性があります。

「ちょっとした不具合だから」と放置せず、早めの点検・補修で被害を未然に防ぎましょう！

街の屋根やさん福岡西店では、点検・見積りすべて無料です。
戸建てだけでなく、店舗・倉庫・工場などの屋根にも対応可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください！