「工場の外壁が汚れている」
「外壁がボロボロになっていて見栄えが悪い」
「雨漏りではないけれど、壁から水が染みている気がする」
このようなお悩みはありませんか?
工場の外壁は、会社の顔であり、大切な資産です。
その外壁の劣化を放置すると、建物の美観を損なうだけでなく、内部への水の浸入や建物の構造的な損傷など、事業に大きな悪影響を及ぼしかねません。
この記事では、工場に多く使われている外壁材「小波スレート」の特徴から、劣化の放置が招くリスク、そして適切な補修方法について、福岡市での豊富な施工実績を持つ私たちが詳しく解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
✅小波スレート
・特徴
大波スレートに比べて波の幅と高さが約半分と小さく、薄いのが特徴です。
・主な用途
主に外壁専用として使用されます。
今回の記事で扱っている、外壁の小波スレートはこちらのタイプです。
古い建物では屋根に使われているケースもまれにあります。
波の大きさ: 大波と小波は、単純に波の幅や高さが異なります。この違いによって、見た目の印象や強度、適した用途が変わります。
小波スレートとは、セメントと繊維を原料とした、波型の形状を持つ外壁材です。
工場や倉庫、農林水産施設などで広く使用されています。
軽量で施工しやすい
薄くて軽量なため、建物への負担が少なく、比較的容易に施工できます。
コストが比較的安価
汎用性が高く、安価に製造できるため、大規模な建物の外壁材としてコストを抑えることができます。
耐火性・遮音性に優れている
不燃材料であるため耐火性に優れ、また、ある程度の遮音効果も期待できます。
しかし、その一方で、年月の経過とともに様々な劣化症状が現れるため、定期的なメンテナンスが不可欠です。
色褪せ・チョーキング
紫外線によって外壁の表面が白っぽく粉を吹いたようになります。
これは、外壁を守る塗膜が劣化しているサインで、防水性が低下している状態です。
コケ・カビの発生
塗膜の防水性が失われると、外壁が水分を吸収しやすくなり、日当たりや風通しの悪い場所にコケやカビが発生します。これらは見た目を損なうだけでなく、外壁材自体の劣化を加速させます。
ひび割れ・欠け
経年劣化や外部からの衝撃で、外壁にひび割れが生じたり、端が欠けたりします。
ひび割れは、雨水が建物内部に浸入する直接的な原因となります。
固定ボルトのサビ・緩み
外壁を固定しているボルトや釘がサビたり、緩んだりすることで、外壁が不安定になり、強風などで剥がれ落ちるリスクが生じます。
建物の内部への水の浸入
外壁のひび割れや固定部の隙間から水が浸入すると、建物の内部にある鉄骨や木材が腐食します。
これは建物の耐久性を著しく低下させ、最悪の場合、大規模な補修が必要になります。
資産価値と企業イメージの低下
ボロボロになったり、コケが生えたりした外壁は、会社の「顔」としての美観を損ないます。
これは、取引先や顧客からの信用低下にも繋がりかねません。
小波スレート外壁の補修方法には、劣化の程度やご予算に応じて、主に以下の3つの選択肢があります。
塗装
外壁の劣化が軽微(色褪せやチョーキング程度)な場合は、高圧洗浄と下地処理を行った後、外壁塗装を行うことで、防水性と美観を回復できます。
外壁カバー工法
既存の外壁の上から新しい外壁材を重ねて張る方法です。既存材を撤去する必要がないため、工事費用や工期を抑えることができます。
特に、アスベスト含有の可能性がある場合でも、飛散リスクを抑えて安全に工事を進められる有効な工法です。
外壁張り替え工事
既存の外壁を全て撤去し、新しい外壁に交換する方法です。
外壁の損傷がひどく、下地材の腐食も進んでいる場合に適しています。
費用は高くなりますが、下地から徹底的に補修できるため、建物の寿命を延ばすことができます。
小波スレートの外壁補修は、建物の劣化状況やお客様のご要望によって最適な方法が異なります。
どれか一つが常に一番良いというわけではなく、建物の状態をプロが診断した上で、最適な工法を選ぶことが最も重要です。
ここでは、それぞれの工法がどのような状態におすすめかをご説明します。
高圧洗浄
まず、外壁にこびりついた汚れやカビ、古い塗膜を高圧洗浄で徹底的に洗い流します。
下地処理
次に、ひび割れや劣化した部分を補修し、塗装面を整えます。
塗装
最後に、下塗り・中塗り・上塗りの3回に分けて塗料を塗り重ね、建物を保護する新しい塗膜を形成します。
メリット
3つの方法の中で最も費用が安く、工期も短く済みます。
外壁の美観と防水性を手軽に回復させることができます。
外壁のひび割れや欠けなど、劣化が中期的に進んでいる場合は、上から新しい外壁材を重ねて張る「外壁カバー工法」がおすすめです。
カバー工法は、古い外壁材を撤去する手間がないため、工期を短く抑えられ、費用も安く済ませることができます。
特に、アスベストを含んだ可能性のある古い外壁材の場合、飛散リスクを防ぎながら安全に工事を進められるのが大きなメリットです。
この工法では、新しい外壁材で建物を二重に覆うことで、防水性が飛躍的に向上するだけでなく、断熱性や遮音性の向上も期待できます。
以下のような状態にお悩みの場合、外壁カバーがおすすめです。
ひび割れや欠け、一部の欠損など、劣化が中期的に進んでいる場合。
特に、アスベスト含有の可能性がある古い外壁の場合に非常に有効です。
メリット
既存の外壁を撤去しないため、工事費用や工期を大幅に抑えられます。
アスベストの飛散リスクも防げます。
また、外壁が二重になることで、断熱性や遮音性も向上します。
外壁の劣化が広範囲に及び、下地(建物の骨組み)まで腐食している場合は、外壁を全て新しくする「外壁張り替え工事」がおすすめです。
この工事は、既存の古い外壁材を全て撤去し、下地の状態を徹底的に調査・補修してから、新しい外壁材を設置します。
費用や工期はかかりますが、建物を根本から修繕するため、耐久性が飛躍的に向上し、建物の寿命を大きく延ばすことができます。
また、外壁の損傷が小範囲にとどまっている場合は、部分的な張り替え工事で対応することも可能です。
この方法なら、費用を抑えつつ、必要な箇所だけを効率的に修繕できます。
長年雨漏りが続いていた場合など、表面からは見えない下地の損傷が考えられる場合に最適な工法です。
工場の外壁は、過酷な環境に晒され、時間とともに確実に劣化が進みます。
その劣化を放置することは、雨漏りや建物の構造的な損傷、そして企業の信用問題にまで発展するリスクをはらんでいます。
「まだ大丈夫だろう」
「費用が高いから後回しでいいか」
という判断が、後々、より大規模で高額な工事を必要とするケースは少なくありません。
福岡市で工場の外壁に関するお悩みをお持ちでしたら、ぜひ私たち「街の屋根やさん福岡西店」にご相談ください。
私たちは、工場の屋根・外壁工事に特化した豊富な経験と専門知識を持ち、お客様の大切な資産を長く守るための最適なご提案をいたします。
無料診断も承っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
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