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糸島市の雨漏りにお困りの方へ｜瓦と防水シートの劣化が原因で雨漏りが発生、その解決策は？

こんにちは！
街の屋根やさん福岡西店です。

こんにちは！街の屋根やさん福岡西店です。

前回、ドローンを使った詳しい調査の結果、お客様邸では「屋根瓦の広い範囲でのズレ」と「防水シートの寿命」が雨漏りの原因であることが分かりました。
天井にできていた濃い雨染みは、単に隙間から水が入ったというレベルではなく、屋根が家を守る仕組みそのものが機能しなくなっているという、非常に深刻なサインだったのです。

今回は、屋根調査を踏まえて、ベストな工事のご提案。
工事完了までをご紹介します。

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知っておきたい「屋根が雨を防ぐ２段構の仕組み」

「屋根は瓦があるから雨が漏らない」と思われがちですが、実は屋根は二段構えのチームプレーで家を守っています。

一段目（瓦）

雨水のほとんどを外へ流す「傘」の役割。

二段目（防水シート）

瓦の隙間から入り込んだわずかな水を、最後に食い止める「カッパ」の役割。

💡 ポイント

💡今回のお客様邸では、一段目の「瓦」がズレてしまい、二段目の「カッパ（防水シート）」に直接大量の雨水が届いていました。
しかし、その防水シートが長年の劣化でボロボロに破れていたため、雨水がそのまま天井まで漏れてしまったのです。

防水シートの寿命はどれくらいですか？

種類にもよりますが、一般的には20年前後と言われています。瓦は50年以上持つことが多いため、瓦が壊れていなくても「中のシートだけ先にダメになる」のが雨漏りの一番多いパターンです。

「全部新しくする」か「部分的に直す」か？雨漏りをどう解決する？

調査の結果、私たちはプロとして当初「葺き替え（ふきかえ）」をご提案しました。
これは、瓦も防水シートもすべて新品にする工事です。

防水シートが屋根全体で寿命を迎えている場合、一箇所だけ直しても、また別の場所から漏れるリスクが高いからです。

✅葺き替え工事ってどんな工事？
・屋根葺き替え工事の初心者ガイド！おすすめの屋根材や費用・後悔しないためのポイント

お客様のご要望に合わせた工事のご提案

しかし、お客様にはそれぞれのご予算や、これからの住まい方の計画があります。
「どうしても今回は予算を抑えて、今漏れている場所を確実に止めてほしい」これがお客様の切実なご希望でした。

そこで私たちは、漏れている箇所の瓦を一度剥がし、中の防水シートだけを新しいものに入れ替えて、また元の瓦を並べ直す「部分的な葺き直し（ふきなおし）」という方法で、今できる最善の処置を行うことに決めました。

✅葺き直し工事とは？
・これまでの瓦を再利用して屋根を葺き替える屋根葺き直し

葺き直し工事が始まりました！瓦が「土」になって崩れていた衝撃の事実

工事が始まり、雨漏りしている場所の瓦を剥がして驚きました。
瓦の裏側から、まるで赤い土のような粉が大量に出てきたのです。

これは、長年ズレた隙間から雨水が入ったまま乾かなかったことで、焼き物であるはずの瓦が内側から腐り、「土に還る」ようにボロボロに崩れてしまう現象です。

こうなると瓦の強度はガタガタです。
防水シートも触っただけで粉々になるほど傷んでいました。

私たちは専門店として、崩れた瓦の破片をきれいに取り除き、残った瓦の中から「まだ使える丈夫なもの」を一枚一枚叩いて音で確認しながら選別していきました。

雨漏りを止めるため、丁寧に作業を行いました。瓦屋根の葺き直し工事

雨漏り箇所の瓦、防水シートの撤去

雨漏り箇所を特定し、瓦を撤去します。
瓦の劣化が深刻で屋根の下には、大量の赤土がありました。

瓦の下の防水シートも劣化しており、ボロボロに崩れていました。
丁寧に取り除きます。

防水シート施工

既存屋根の撤去、防水シートの撤去が完了しました。
丁寧に清掃し、新規の防水シートを施工します。

高耐久のアスファルトルーフィングを使用しました。

瓦の復旧作業準備

防水シートの上に桟木という木材を取り付けます。
桟木とは、瓦を固定するための下地の木材のことです。

瓦の復旧

桟木に1毎1毎、丁寧に瓦を固定します。

糸島市にて雨漏り解決！葺き直し工事が完了しました。

瓦の表面に赤土が付いていますが、雨で自然に流れていきます。
問題ありません。

まとめ💡現場からお伝えしたいこと

今回の工事のポイントをまとめます。

お悩み	「予算を抑えつつ、今の雨漏りを確実に止めてほしい」
現場の状態	瓦がズレて防水シートが全滅。瓦自体も土に還るほど劣化していた。
行った工事	傷んだ部分だけを解体し、防水シートを新しくして瓦を戻す「部分葺き直し」。