金属板を山型に折り曲げたような形状が特徴的で、主に工場や倉庫、ビル、体育館、車庫などの大型建築物で多く採用されている屋根材です。
もちろん、近年では3階建ての住宅やアパートなどにも使用されるケースが増加中です。
本日は、折半屋根の特徴や正しいメンテナンスについて解説します。
折半屋根(せっぱんやね)とは、金属の板を波形(山型)に折り曲げた屋根材のことで、主に工場・倉庫・大型施設・3階建て住宅などでよく使われています。
波形の構造によって強度が高く、軽量かつ耐風性にも優れているのが特徴です。
ただし金属製のため、経年によるサビや穴あきには注意が必要で、定期的なメンテナンスが欠かせません。
金属製で強度が高く、軽量
長いスパン(距離)にも対応できる
施工性が高く、工期が短縮できる
耐久性に優れ、強風や積雪にも強い
勾配があるため、雨水の排水が良い
建物の構造をシンプルにできる
金属のため、サビやすい
断熱性・防音性が低い(対策が必要)
夏は熱がこもりやすい
屋根材としては非常に機能的ですが、定期的なメンテナンスを行わないと、サビや穴あきによる雨漏りのリスクが高まります。
経年劣化が進んだ折半屋根では、以下のような症状が多く見られます。
塗装が劣化し、金属が酸化して赤茶色のサビが浮き出てきます。放置すると穴あきに発展します。
屋根に小さな穴や継ぎ目の不具合が発生すると、内部に水が侵入し、屋根裏・天井からの漏水が起こります。
防水・防錆の役割を果たす塗膜が剥がれ始めると、サビの進行が加速します。
屋根を固定している金具やボルト部分から雨水が侵入し、局所的に腐食が進行することもあります。
以下の症状が見られる場合は、すぐに専門業者による点検をおすすめします。
屋根に明らかなサビ穴がある
雨漏りが発生している(天井にシミ・クロスの剥がれ)
屋根表面の塗装が剥がれている
強風や台風後に異音や振動がする
放置すると建物全体の寿命を縮めてしまう恐れがあります。
折半屋根を長持ちさせるためには、以下のような定期的なメンテナンスが重要です。
サビが軽度のうちにケレン(サビ落とし)→下地調整→防錆塗装を施し、劣化を食い止めます。
雨漏りや腐食箇所は、部分的に金属板を張り替えることで対応可能です。
既存の折半屋根の上から新しい屋根材を被せることで、断熱性・防音性をアップさせながら長寿命化が図れます。営業中の建物でも施工可能です。
![]() | 不要物の撤去 |
![]() | 傷んだ部分の補修 |
![]() | 新しい屋根の取り付け |
![]() | 板金を取り付け完了 |
折半屋根は、工場・倉庫・車庫・物流施設など、業務用建築に多く使用されている屋根材です。
その理由は、軽量かつ高い強度を持ち、長いスパン(距離)にも対応できるため、広い面積の屋根でも安定性を保てる構造だからです。
しかし一方で、金属製のためサビや雨漏りが発生しやすく、定期的なメンテナンスが不可欠となります。
街の屋根やさん福岡西店では、一般住宅だけでなく、工場・倉庫の折半屋根工事も数多く施工してきた実績があります。
営業を止めることなく、安全かつ高品質な屋根リフォームをご提案・実施いたします。
工場・倉庫の管理ご担当者様で、折半屋根のサビ・穴あき・雨漏りなどにお困りの方は、まずは無料の現地調査をご利用ください。
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