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現場ブログ
糟屋郡須惠町にて煙突のある急勾配の切妻屋根（三角屋根）の雨漏り調査

調査の経緯

こんにちは！
街の屋根やさん福岡西店です！

本日は、糟屋郡須惠町で実施した屋根の雨漏り調査をご報告いたします！

「強風や集中豪雨で雨漏りするので調査してほしい」と、お問い合わせいただき、現地調査へ行ってきました。

現場は、煙突の付いた三角屋根が印象的な二階建てです。
足場がないため、急勾配の屋根に上がっての調査はいたしませんでしたが、念入りに打ち合わせの後、煙突の修理および屋根の葺き替えをご案内しました。
また、他社とも比較して検討したいとのことで、工事のお見積りも合わせてご提示しました。

調査結果

急勾配の切妻屋根（三角屋根）

今回拝見したお宅の屋根は急勾配の切妻屋根でした。
足場を設置していないため、屋根に登っての調査はできておりませんが、煙突部分から室内へ雨水が染み出しているということで、お客様と念入りに打ち合わせを行い、煙突修理を含めた屋根の葺き替え工事をご提案しました。

【切妻屋根（三角屋根）ってどんな屋根？】
切妻屋根とは、ほぼ同じ長さの二枚の屋根材だけで構成された屋根のことです。
屋根の棟に対して、垂直の壁から見ると、屋根の形がほぼ二等辺三角形になっていることから、「三角屋根」とも呼びます。
建築コストとメンテナンスコストが低価格で済み、屋根材の接合部が棟の一箇所なので、雨漏りしにくいのが特徴です。
おすすめ関連記事：
▼雨漏りしにくく経済的な切妻屋根、三角屋根のメンテナンスを徹底解説

屋根に飛び出している煙突

雨漏りしにくい切妻屋根ですが、今回のように煙突がついている場合は、状況が変わってきます。

じつは、煙突からの雨漏りは決して珍しいことではありません。
煙突は屋根に穴を開けて設置されるため、接合部分から雨水が浸入しやすくなっています。

日本では、春から夏にかけての梅雨、夏が終わった頃に秋雨、冬には雪も降ります。
台風も多く、最近ではゲリラ豪雨も増えてきました。
煙突や天窓など、開口部のある屋根は、雨漏りのリスクが高いため、定期的な点検や適切なメンテナンスが欠かせません。

煙突部分の外壁も調査しました。
パッと見ただけでは、大きな不具合はなさそうに見えます。

おしゃれなデザインが魅力の煙突付き屋根に憧れる方は多いですよね。
しかし、煙突は屋根に穴が開いているのと同じ状況なので、煙突のない屋根に比べてどうしても雨漏りしやすくなっています。
金属の劣化や接合部の歪みによってすき間ができると、雨水が浸入し、じわじわと雨漏りが拡大していきます。
薪ストーブや暖炉を楽しむために取り付けたはずの煙突が、雨漏りの原因となってしまっていることも少なくないのです。

屋根の開口部が原因の雨漏りは、以下の記事でも解説しています。
煙突ではないけれど天窓がある、という方はぜひ読んでみてください。
▼天窓の交換、メンテナンスで雨漏りなどのお困り事を全て解決致します！

次回：屋根瓦と谷板金を調査

今回の調査で、雨漏りは煙突の不具合が原因と考えられました。
直接の原因にはなっていないものの、築年数が経過し煙突も設置されている屋根は、今後経年劣化とともに雨漏りする可能性が高いとも判断しました。
次回は、屋根瓦と漆喰、谷板金の調査結果をお伝えします！

【次回のブログ】
・糟屋郡須恵町にて雨漏り調査にともなう屋根瓦と漆喰、谷板金の点検