「工場の屋根が錆びている」「雨漏りが止まらない」「外壁の劣化が気になる」…福岡市でこのようなお悩みを持つ工場オーナー様、それは大切な工場がSOSを発しているサインかもしれません。

今回は、実際に福岡市でご相談いただいた工場での現地調査レポートを元に、工場の屋根や外壁の劣化がどのように進行し、どのようなリスクがあるのか、そして適切な対策について詳しく解説します。大切な工場を守るために、ぜひ最後までお読みください。

現地調査レポート｜福岡市西区の工場で発見された屋根の深刻な劣化

✅ご相談のきっかけ

先日、福岡市西区の工場から「屋根の錆と雨漏りがひどく、外壁の劣化も気になる」というご相談をいただきました。
早速現地調査を実施しましたので、ご紹介します。

屋根一面に広がる錆を確認しました。

屋根調査を行うと、屋根の種類は折板屋根でした。

お客様から伺っていた通り、屋根の一面に広範囲な錆が確認されました。
折板屋根は、その特性上表面の塗膜が劣化し、錆が発生しやすくなります。

劣化したシーリング補修箇所と穴あき

さらに詳しく調査を進めると、過去にシーリングで補修されている箇所が多数見られました。
しかし、そのシーリング自体も経年劣化でびわれ、剥がれが生じており、穴が空いている箇所もありました。
これは応急処置として行われた補修がすでにその役目を果たせなくなっている証拠です。

また、波板を固定しているビス周りのコーキングの劣化し、隙間ができていました。
ビス周りは雨漏りが発生しやすいポイントの一つです。

内樋のトラブル｜排水不良と劣化したシーリング

屋根から流れてきた雨水を受け止める内樋も深刻な状態でした。
まず、内樋の中にゴミや排出されなかった雨水が溜まっており、排水不良を起こしていると判明。
これでは雨水がスムーズに流れず、溢れたり、樋の内部に溜まったりします。

さらに、内樋の中に打たれていたシーリングも劣化しその劣化箇所から雨水が侵入していることが確認されました。
内樋のシーリングは、樋と屋根材の隙間を埋める重要な役割を果たしますが、劣化するとそこから雨水が建物内部へと侵入してしまいます。

外壁にも劣化を確認｜FRPスレート外壁の繊維が出てきている

屋根だけでなく、壁部分のFRPスレートも経年劣化が著しい状態でした。
FRP(繊維強化プラスチック)スレートは軽量で強度があるため、工場によく使用されますが、
時間が経つと紫外線などにより表面が劣化し、繊維が出てくることがあります。

この繊維が出てきている状態は、壁材が薄くなっていることを示しており、放置すると防水性が低下し、雨水が侵入するリスクが高まります。

工場屋根の種類とメンテナンス時期について

工場で使用される主な屋根材にはそれぞれ、特徴と適切なメンテナンスが時期があります。

波型スレート屋根

セメントと繊維を原料とした波型の屋根材です。軽量で加工しやすく、コストも抑えられるため、多くの工場で採用されています。しかし、経年劣化によりコケやカビが発生しやすく、ひび割れや欠けが生じると雨漏りの原因となることがあります。特に、今回の現地調査のように屋根一面にサビが広がっている場合、早急な対応が必要です。また、過去にシーリングで補修されている箇所が劣化しているケースもよく見られます。

✅メンテナンス目安：10年〜20年

折板屋根

金属製の板を折り曲げて作られた屋根材で、強度が高く、広いスパンに対応できるのが特徴です。工場や倉庫の屋根として広く普及しており、耐久性にも優れています。しかし、ボルトの緩みやコーキングの劣化、表面の塗装剥がれなどにより、雨漏りが発生することもあります。

✅メンテナンス目安：15年〜30年

瓦棒屋根

金属板を縦方向に配置し、その継ぎ目を「瓦棒」と呼ばれる部材で固定する屋根です。シンプルな構造で雨仕舞いが良く、緩勾配の屋根にも対応できます。ガルバリウム鋼板などの金属素材が使われることが多く、比較的軽量で耐久性も期待できます。

✅メンテナンス目安：20年程度

ご提案、工場の稼働を止めない！短い工期で屋根工事｜屋根カバー工法がおすすめ！

✅カバー工事

既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねて設置する工法です。既存の屋根材を撤去する手間がないため、工期が短く、費用も抑えられるのが特徴です。また、屋根が二重になることで断熱性や遮音性が向上するメリットもあります。

工場の場合、稼働を止めずに工事を進められるケースが多いのも大きなメリットです。既存の屋根の上から作業ができるため、生産ラインへの影響を最小限に抑えられます。

関連記事：屋根カバー工法詳細

安心できる業者選びが工場屋根工事成功につながる

✅安心できる業者を選ぼう

「屋根の一面にサビが広がっている」「シーリング劣化で雨漏りしている」といった状況であれば、カバー工事で既存の屋根を保護しつつ、新しい屋根材で性能を向上させるのが有効な選択肢となることが多いです。

✔️実績が豊富か？
工場の屋根・外壁工事は専門的な知識と技術が必要です。過去の工場での施工実績が豊富な業者を選びましょう。

✔️適切な診断をしてくれるか？
表面的な劣化だけでなく、下地の状態までしっかりと診断し、最適な提案をしてくれる業者を選びましょう。

✔️詳細な見積もりを出してくれるか？
工事内容や費用が明確に記載された見積もりを提示してくれる業者を選びましょう。

✔️アフターフォローは充実しているか？
工事後の保証や定期点検など、アフターフォローがしっかりしている業者であれば、長く安心できます。

街の屋根やさん福岡西店が選ばれる理由

工場は会社の資産である。点検とメンテナンスが安全な工場環境を作ります。

屋根や外壁の劣化を放置することは、会社の「顔」ともいえる建物の見栄えを悪くし、周囲に会社の信用にも繋がる可能性があります。また、雨漏りや外壁からの浸水は、製品や設備への損害、作業環境の悪化、ひいては従業員の安全にも影響を及ぼしかねません。

今回の現地調査で判明したように、「屋根の一面にサビが広がり、穴が空いている」「劣化したシーリングで凌いでいる」「内樋が詰まり、雨水が溢れている」「外壁材が薄くなっている」といった状況は、まさに危険信号です。

「まだ大丈夫だろう」「費用が高いから後回しでいいか」と判断してしまうと、劣化が進行し、より大規模で高額な工事が必要になるケースがほとんどです。その場しのぎの補修では根本的な解決にはなりません。

工場屋根の劣化、雨漏り解決｜街の屋根やさん福岡西店にお任せ

工場の屋根や外壁は、過酷な環境にさらされ、時間とともに確実に劣化が進みます。特に雨漏りは、建物の構造体を傷めるだけでなく、生産活動にも甚大な影響を及ぼしかねません。

• 今回の現地調査でも見られたように、屋根のサビ、劣化したシーリング、内樋の詰まり、外壁の劣化は、工場のSOSサインです。

• 工場の屋根材には波型スレート、折板、瓦棒などがあり、それぞれメンテナンス時期が異なります。

• 稼働しながらの工事を希望される場合はカバー工事が有効な選択肢です。

• 信頼できる業者に依頼しましょう。

福岡市で工場の屋根や外壁に関するお悩みをお持ちでしたら、ぜひ私たち「屋根工事・雨漏り専門店」にご相談ください。無料診断も承っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

専門家による早期の点検と適切なメンテナンスが、お客様の大切な工場と会社の未来を守る第一歩です。

実際に行った工場屋根のカバー工法