大きな地震が起こると瓦屋根の被害が目立ってしまうのはなぜでしょうか。
瓦屋根の施工は、長年、釘打ちなしの工法や土葺きの工法が一般的に行われていました。
ほとんどの瓦が固定されずに、桟木(瓦を留めるための角材)に引っ掛けられているだけであったり、土の上に載せてあるだけの状態です。
しっかりと瓦が固定されていないため、大きな揺れによって瓦がずれたり、割れたり、落下したりなど地震に弱い屋根になっていたのです。
現在は、科学的根拠に基づいたガイドライン工法(平成13年発行)が耐震性・耐風性に優れているとされています。
ガイドライン工法が確立された後もまだ旧施工法の屋根が多く残っているため、多くの被害が見られたのです。
現行の施工法による屋根では、熊本地震の際、ほとんど瓦のずれや破損、落下は見られなかったとの調査結果があります。
築年数が20年以上の瓦屋根の家にお住まいでしたら、一度メンテナンスで施工法や耐震・耐風性をご確認されてみてはいかがでしょうか?
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