グレーの屋根は今後10年間のスタンダードカラーになる?
昔から黒い瓦の屋根が一般的でしたが、最近はグレーの瓦の屋根の家が増えてきているそうです。
屋根に直接降り注ぐ熱は、家の中にも影響します。温暖化による影響で、夏場は家の中も気温が上昇します。
近年は、屋内や家の中での熱中症のリスクも高まり、昼間だけでなく夜間もエアコンの使用を促されるほどに熱帯夜が続くことも多くなってきました。
黒色は熱を吸収しやすいので、屋根に直接太陽の熱が当たるとその熱を吸収し、家の中の温度を上昇させてしまいます。
屋根の傾斜角度や方角、日照時間、屋根材などによっても温度の差はありますが、どの屋根材等であっても黒色の屋根が熱くなりやすい傾向にあります。
塗料のメーカー日本ペイントさんのHPにて、色の明るさと日射反射率を表したグラフが紹介されています。
色が明るくなればなるほど、日射反射率が上がっているのがグラフで見てわかります。
塗料で色を明るく変えるだけでも遮熱効果は格段に上がります。
外は灼熱でも家の中が涼しければ、エアコンをフルで使う必要もなく、電気代の心配も軽減されて節電につながってきます。
和瓦なども真っ黒からややグレーに変えただけで、室内が涼しくなったとの声もお聞きしました。
グレーは遮熱効果が上がるだけではなく、家全体のカラーバランスを崩すこともなく、また汚れも気になりにくく黒にはやや劣るものの劣化しにくいので寿命が長いとされています。
そのことから、温暖化のことも含めて、今後の主流の屋根の色になってくるのではないかと考えられているそうです。
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