◆経年劣化主に表れる症状としては、釘の劣化です。
一昔前まで建築の際には主に鉄釘が使われていましたが、皆さんご存知の通り鉄は水分で錆びる性質を持っていますので雨水で錆びが発生してしまいます。
そして、錆びた釘が膨張して釘穴を広げることになり釘が浮いてしまいます。
◆下地の影響
棟板金の下には木材でできた下地があるんですが、この下地が寒暖の差で収縮を繰り返すと固定している釘が緩みだし次第に浮いてくるというわけです。また、下地は木材ですので腐食が原因になる事もあります。
◆強風
棟板金は屋根の最上部にあるため強風の影響をダイレクトに受けます。
ですので、風の風圧で釘が浮いてしまうことがあるんです。